白髪!~症状・原因!
白髪には、若いうちから現れる、いわゆる若白髪といわれるもの、年を取ると現れてくるもの、病気の影響によるもの、などがあります。
この若白髪や加齢とともに現れる、白髪の予防や治療法など、いろいろと研究されているようですが、いまのところ、白髪を元の黒髪によみがえらせる治療法は、みつかっていません。
白髪が気になるようでしたら、白髪染めを用いるのが一般的です。
症状・原因
白髪は、普通、早い人で30歳ごろから現れて、40歳ぐらいになると目立ち始めます。
この白髪の原因は、頭皮の色素細胞の活動停止、または消耗などによって、毛髪内のメラニン色素がつくられなくなります。
その結果、毛髪が白くなるというものです。
これは一種の老化現象で、加齢に伴ってさらに増えてきます。
色素細胞の機能は、活動停止すると再び回復することはありません。
したがって、一度、白髪になると、白髪染めを使って黒髪にする方法以外は、元のように黒い髪になることもないわけです。
ただし、白髪にならない人や、高齢になってから現れる人もおり、人によってもそれぞれ違いがあるようです。
また、白髪は、遺伝の影響を受けるといわれており、親が白髪のときは白髪になるというわけです。
若白髪も同様に、特別な病気でない限り、遺伝によるメラニン色素細胞の消耗ですから心配いりません。
円形脱毛症の場合、治り始めに白髪が生えてくることがありますが、何日か経つと、黒髪に変わるといわれています。
白髪でも、部分的にまとまって生え、その部分の皮膚も白いというときは、〔白なまず〕(尋常性白斑)が疑われます。
これは、色素異常症という病気で、伝染性はありません。
しかし、なかなか治りにくい病気といわれていますが、治れば黒髪に戻ってくれるそうです。
また、アミノ酸代謝異常が起因する、〔フェニルケトン尿症〕という病気にかかると、頭皮が白くなり、髪の毛の色は茶色っぽくなります。
これは乳児期から起こるといわれる病気ですが、新生児期にスクーリングテストという検査により、比較的早く発見されているようです。
この病気により毛髪の色が薄くなった場合には、食事療法によって回復するとされています。
しかし、食事療法をおろそかにすると、再び茶色っぽくなるといわれています。
このほかにも、〔フォークト・小柳・原田病〕(フォークト・こやなぎ・はらだびょう)といわれる病気があります。
この病気の症状は、目が悪くなり、やはり白髪が生じます。
これらのように、白髪が病気の症状の一つとして現れる場合は、専門医の診察を受けて、白髪の原因となっている、病気を治すことが先決です。
病気が治れば、白髪もなくなるといったことも少なくありません。
以上です。
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