腎臓~元気になるためにはこうすれば良い!これが大切!
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今回は前回に引き続き「腎臓病の食事-2」についてのご案内です。
脊椎動物の腎臓は形態上は前腎、中腎および後腎に区別されています。
脊椎動物の羊膜類,すなわち爬虫類,鳥類,哺乳類の成体にみられる腎臓。
これらの動物では,発生段階に従い,前腎,中腎に次いで後腎が現れ,前2者は順次退化,消失し,後腎のみが残る。
「ブリタニカ国際大百科事典より」
胎生時に1~2ヵ月経って、二つの部分から出来ます。
ひとつ目は、腎臓の主要な働きである、尿の分泌を行う部分が出来て、もう一つは尿を運ぶ部分ができるそうです。
また、腎臓が侵されると、腎臓の機能が低下し、正常な尿排泄ができ難くなります。
そのような状態になる前に、尿の検査と腎機能検査が必要です。
腎臓病の食事-2(慢性腎炎の食事のポイント-2)
むくみがない場合でも塩分は8g以下に
腎臓病で、血圧が高い時やむくみがある時、またはその兆候があるときには、塩分の制限が必要です。
その「むくみ」とは、腎機能の働きが悪くなることよって、体内の塩分が増加して、水分の排泄が滞って起こるものです。
したがって、このむくみを取るためには、水分の補給よりも、塩分を制限するほうが大切なのです。
重症時のⅠ度食の場合、無塩食で、醤油や塩などは使えません。
その他の食品にも、ごく少量の天然塩分が含まれているので、食塩1~2gは自然と摂取することになるからです。
中等症時のⅡ度食は食塩3~5g、軽症時のⅢ度食の場合には5~8g使用することができます。
慢性腎炎の場合で、食塩の摂取について特に指示がない場合でも、できるかぎり8g以下に抑えましょう。
食塩5gといえば、醤油なら大さじ1と2/3杯、塩なら小さじ1杯であり、この量で一日3食を賄うにはかなりの工夫が必要です。
料理前には調味料に含まれる塩分量を確認しておきましょう
料理の際には目分量、手秤は禁物です。
思いもよらず塩分をとりすぎる結果にもなりかねません。
特に塩は注意が必要です。
少量と思っていても、三本指で軽くつまんで1g強にもなります。
必ず軽量用スプーンを用いてキッチリとはかりましょう。
以上が「腎臓病の食事-2」についてでした。
腎臓病の予防や治療に少しでも参考になれば幸いです。
次回は「腎臓病の食事-3」についてご案内する予定です。