美しい肌と髪をつくる薬膳!健康には薬草茶を!
肌は内臓の鏡ともいわれるように、肌は内臓の影響をそのまま、受けるともいわれています。
また、多食や偏食を避け、バランスのとれた食事をとり、胃腸の働きがよければ、肌はおのずと美しくなります。
貧血や便秘ぎみの人は、これらを解消して、水分の代謝を改善することが大切です。
美しい肌と髪をつくる薬膳
ゴマ
ゴマは、血流や冷え性の改善に有効な、ビタミンEを豊富に含んでいます。
クルミ
クルミは、肌を潤す効果のほか強壮作用、便秘にも効果があるとされています。
常食すると、肌と髪が美しくなります。
ほかにも、黒ダイズや漢方でいうクコシが、有効といわれています。
ハトムギ
ハトムギは、血液の浄化作用が強いので、肌を滑らかにする効果が期待できます。
このほかスッポン、プルーン、白キクラゲにも同様の効果があります。
しかし、砂糖は肌を荒らすといわれているので控えめに。
また、漢方では、髪は血の餘りと考えられていて、髪と血液は深い関係にあるとされています。
白髪や脱毛の原因は、内臓疾患、(肝臓、腎臓、肺、胃など)血圧異常などや、食生活も誘因の一つと考えられています。
この場合の食養法としては、血液の浄化を促して、髪の発育に深く係わる、とされる肝と腎を補います。
「美しい肌と髪をつくる薬膳」のご紹介は以上です。
健康には薬草茶
クコ茶は、強壮・健胃の作用があり、動脈硬化、便秘、冷え性に有効。
クコ茶
各種のアミノ酸やタンパク質など、葉には、ルチンやベータシトステロールグルコサイドを含んでいます。
・クコ茶のつくり方
①春先の若葉を摘んで、水洗いしざるの上に広げて、風通しのよい日陰で乾燥させる。
②2~3日して半乾きになったら幅2~3mmにきざむ。
③さらに1~2週間、再びざるの上に広げて、陰干ししてよく乾燥させる。
・クコ茶の入れ方
湯のみに、ひとつまみ入れて熱湯を注ぎ、3~4分たってから飲みます。
柿の葉茶は、かぜ、高血圧症、利尿作用、歯ぐきの出血、動脈硬化の予防など。
また、血管の健康や病気に対する抵抗力がつくとされています。
柿の葉茶
柿の葉には、ビタミンCがレモンの約20倍含まれています。
加熱に弱いといわれるビタミンCも、柿の葉に含まれるものは、比較的加熱には強いといわれています。
・柿の葉茶のつくり方
①6~7月に若葉を摘んで、水洗いしざるの上に広げて、風通しのよい日陰で乾燥させる。
②~③は前項のクコ茶のつくり方と同様。
・柿の葉茶の入れ方
湯のみに、茶さじ2強を入れて熱湯を注ぎ、7~8分たってから飲みます。
げんのしょうこ茶は、整腸作用があり腹痛や、下痢止め、利尿薬として、また婦人病にも有効です。
げんのしょうこ茶
タンニンが主成分で、ただれ止めの作用があります。
利尿作用や緩下作用(カンゲ便通促進)のあるコハク酸、クエルセチン、没食子酸なども含まれています。
湯のみに、茶さじ2強を入れて熱湯を注ぎ、2~3分たってから飲みます。
①夏から秋にかけて、開花前の地上部全草を刈り取り、水洗いして、風通しのよい日陰で乾燥させる。
②~③は前項のクコ茶のつくり方と同様。
どくだみ茶は、血液の浄化、止血、利尿、緩下、痔、冷え性、脳卒中の後遺症に有効。動脈硬化の予防にも。
どくだみ茶
香りの成分には抗カビや抗菌の作用があり、全草(根を除く)には、血管を強くする成分が含まれています。
湯のみに、茶さじ2強を入れて熱湯を注ぎ、2~3分たってから飲みます。
①初夏の開花期に、地上部全草を刈り取り、水洗いして、風通しのよい日陰で乾燥させる。
②~③は前項のクコ茶のつくり方と同様。
最後まで読んでいただきありがとうございました。