めまいには!~これらを煎じて飲むと効きます!
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今回は「めまいには」のご案内です。
めまいの原因は、さまざまといわれていますが、大きく二つに分けることができるようです。
一つは、グルグル回るような感じの場合と、もう一つは、からだがフラフラ、頭がクラクラするめまいです。
グルグルとするめまいは、真性めまいと呼ばれ、原因は、脳、内耳、耳の病気によるものが多いといわれています。
突然、耳鳴り、嘔吐を伴った、グルグルしためまいが起こる場合は、メニエル氏病。
また、高血圧症のある人が、はげしいめまいを起こすときは脳の血管障害が疑われるそうです。
首を動かすと、めまいがするときは、頸椎の異常も考えられるそうです。
これらの場合は、医師の診察を受けることが大切ではないでしょうか。
フラフラ、クラクラとするめまいは、貧血、低血圧症、自律神経失調症、起立性調節障害などが原因で起こるとされ、これらの症状は、生薬や食物療法で改善できるといわれています。
次にその生薬療法をご紹介します。
根を煎じて飲む
オケラ
オケラは生薬名は白朮(びゃくじゅつ)といい、山野に自生するキク科の多年草。
雌雄異株で高さは30~60cm。
10月ごろ白い花をつけます。
薬用には、11月ごろ根を掘って採取し、水洗いして陰干しにします。
この根には強い利尿作用があるといわれ、水分の代謝がよくないとき、いわゆる胃に水分がたまり、ポチャポチャと音がするような人に起こる、めまいに効きます。
慢性胃腸病や腎臓病にも効果があるとされています。
オケラの根(白朮)を煎じる
水400mlに、白朮5gを入れ、1/2量になるまで煎じます。この煎じ汁を一日分として、3回に分けて飲みます。
白朮には、このほかにも、オオバナオケラの根茎を乾燥したものもあります。
また、ホソバオケラまたはシナオケラの根茎を乾燥させたものは、蒼朮(そうじゅつ)といいます。
これらの朮(じゅつ)といわれる生薬は、漢方処方の「五苓散」にも使われています。
これは、胃腸炎、頭痛、ネフローゼ、胃下垂などのほか、めまい、車酔いなどの薬としても用いられています。
かぜをひいて、めまいがするときに
シシウド
シシウドは、セリ科の多年草で、山地の日の当たる湿地に自生しています。
高さは2mほどにもなります。
ウドに似ていますが、全く別の植物です。
薬用には、10~11月に根を掘って採取し、水洗いして日干しにします。
漢方では生薬名、独活(どっかつ)、若いものは、きょう活といいます。
独活は解熱、発汗、鎮痛などの作用に優れており、特にかぜによる発熱があり、めまいが起こる場合に向いているといわれます。
この独活は、漢方専門薬局で市販されています。
シシウド
シシウドの根(独活)を煎じる
水400mlに、独活5~10gを入れ、1/2量になるまで煎じます。この煎じ汁を一日分として、3回に分けて飲みます。
頭痛、神経痛、歯痛、などにも効きます。
以上です。
少しでもお役にたてれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。