頭痛に効く!~おすすめの野草・生薬!
ご覧いただきありがとうございます。
今回は「頭痛には」のご案内です。
一口に頭痛といっても、その症状はいろいろあり、ズキズキするような痛みから、押さえつけられるような頭重感、
あるいは、片頭痛といわれるものや、発作的なはげしい痛みを伴う、両側性の頭痛までさまざまです。
考えられる原因には、精神的な緊張をはじめ、耳、目、鼻などの炎症のほか、髄膜炎、脳出血、まれに脳腫瘍ということもあるようです。
いずれにしても、頭痛の症状は、強弱にかかわらず不快なものです。
血行をよくして頭痛をとる
キクの花
キクは血行をよくして、頭痛を鎮めてくれます。
ほかにも視力を回復させ、目を明らかにするとされており、漢方薬として、古くから用いられています。
キクの花茶を
キクの花茶、一つまみほど器に入れて熱湯を注ぎます。
毎日、朝晩2回さかずき1杯ずつ飲みます。
飲みにくかったらハチミツを。
【キクの花茶の作り方】
①食用ギクの花びらをむしる。
②熱湯に塩少々を加え、花びらをサッと熱湯に通す。
③花びらがすき通ったらざるにあげ、冷水にさらして水を絞る。
④これを乾かして保存する。
食用ギク
生理前や生理不順の頭痛に
サフラン(番紅花バンコウカ)
これは10~11月に花の柱頭だけを採取して、日陰の風通しのよい場所で乾燥させたものです。
食料品店のスパイス売り場で売られています。
サフラン茶で
乾燥させた、雄しべの柱頭2~3本を湯のみに入れて、熱湯を注ぎます。
これを1日3回温かいうちに飲みます。
更年期障害からくる頭痛に
ボタン(牡丹皮・根)
更年期障害や生理不順などが原因の頭痛に有効とされています。
用いるのは根と皮で、漢方薬では牡丹皮(ぼたんぴ)といって、漢方専門薬局で売られています。
煎じる
水600mlに牡丹皮10gを入れ、1/2量になるまで煎じます。
これを1日3回に分けて飲みます。
慢性頭痛に有効
ウドの根
根(古いものほどよい)を掘りおこして採取し、よく洗って皮をはいでから乾燥させます。
煎じる
水600mlに乾燥させた根10gを入れ、1/2量になるまで煎じます。
これを毎日飲みます。慢性頭痛に有効といわれています。
漢方薬の独活(うど)は、このウドと異なり、ほかのセリ科の植物です。
ウドの根は独活と効能が似ていることから、ご紹介しました。
ウドの根でなく、独活を使ってもいいでしょう。
以上が「頭痛には」でした。
少しでもお役にたてれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。