痔!~初期のうちに!
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今回は「痔には」のご案内です。
痔で悩まされている人は、かなり多いといわれています。
一口に痔といっても、切れ痔(痔裂)から、いぼ痔(痔核)、痔瘻(じろう)、脱肛までといろいろの症状があり、治療も症状に応じて違うようです。
また、痔に似た症状では、腸の潰瘍や大腸カタル、まれに悪性腫瘍などの病気があります。
痔の症状が進んで強い痛みや、多量の鮮血を伴う場合は、医師の治療が必要といわれています。
ひどくなると、手術を受けなければならない場合もあるようです。
しかし、初期のうちであれば、症状を軽減することができ、決して治りにくい病気ではないといわれています。
実も葉も使える
イチジク
中国の「本草綱目」(生薬学の古典)には、イチジクは「五痔を治す」と書かれており、古くから痔の薬として用いられていました。
実は胃腸の働きをよくし、便通を整える作用や炎症を抑える作用があります。
また、実をとったときに出る白い汁は、痛みをとってくれる効果があります。
葉は浴剤として用いると、効果があるといわれています。
毎日、イチジクを食べる
毎日、実2~3個を食べると便通が整ってきます。
生のイチジクの実が手に入らないときは、収穫時期に採取して、イチジクに砂糖(イチジクの10%ほど)を加えて、弱火にかけ煮詰める(汁に粘りけが出るまで)と、長期間保存ができます。
白い汁を塗る
痛むときは、実や葉を取ったときに出る、白い汁を患部に塗ると、痛みが鎮まります。
浴剤にする
水1000mlに細かく切った乾燥葉(10枚分)を布袋に入れて、1/2量になるまで煎じます。
布袋と煎じた汁をお風呂に入れます。
ひどく痛むときは、煎じ汁を倍にうすめて腰湯にするか、煎じ汁で患部を洗ってもいいでしょう。
腸の熱を鎮める
ホウレンソウ
漢方では、痔は、腸の湿熱による病気と考えられています。
ホウレンソウには、腸の熱を取り腸を潤す作用があり、そのうえ植物繊維が豊富で便通をよくします。
痔の場合は、できるだけ毎日、食べ続けるとよいといわれています。
ゴマと一緒に食べる
ゴマにも、便通をよくする作用があるとされており、ホウレンソウは、おひたしなどにして、ゴマと一緒に食べるとさらに効果があります。
ゴマは白ゴマより黒ゴマのほうが、数倍も薬効があるといわれていますので、できれば黒ゴマを使いたいものです。
以上が「痔には」でした。
少しでもお役にたてれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。