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ヒトの皮膚病&皮膚の表面!

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ご覧いただきありがとうございます。

今回は「皮膚の病気と皮膚の表面」のご案内です。

体の皮膚は、表面にある表皮、その下に真皮、皮下組織といった組織でできており、私たちが普段、肌といっているのは皮膚の表面である表皮のことです。

肌には細かい起伏があり、その高まったところは、真皮(表皮の下にある繊維性結合組織)の表面から、表皮中に突出する乳頭があります。

この高まったところを皮膚小稜といい、皮膚小稜の間の溝を皮膚小溝といいます。

さらに皮膚はその下にある、皮下組織の形態によって、より大きな起伏を生じます。

このほかにも、運動などにより筋肉の収縮にともなってしゅうへき(ひだ状のもののこと)を生じます。

 

 

皮膚の病気

体の表面は皮膚でおおわれているため、外部からの刺激や、種々の病原菌などの影響をうけやすく、また、体内からの影響もあらわれやすくなります。

皮膚の状態を確かめるには、皮膚を直接見て、手でさわって見れば、わずかな変化も見ることができます。

皮膚病の種類は、さまざまあり大別すると次のものがあります。

①皮膚限局性のもの

あざ、ほくろ、湿疹、皮膚炎など

②アレルギー性皮膚病

接触皮膚炎、湿疹など

③外因性皮膚病

スピロヘーターなどの微生物、打撲、摩擦などの機械的刺激、動植物、薬品、細菌など

④内因性皮膚病

糖尿病、肝臓病、腎臓病などの代謝障害、遺伝性皮膚病など

⑤全身にわたるもの

膠原病、内分泌障害、代謝障害、全身性母斑症など

⑥特殊なもの

エリテマトーデス、尋常性白斑など

 

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皮膚の表面

成人の皮膚の総面積は、畳一枚分(約1.6㎡)とほぼ同じです。

重さは、皮下組織まで加えると体重の14%にもなります。

手足それぞれの指には指紋があります。

この指紋の役目は、外からの刺激をより敏感に感じ取ることです。

このため、指先に山と谷の模様をつくって表面積を広げ、ものに触れたとき、多くの情報を感知します。

また、手の指紋はものをつかむときの、すべり止めの役割もあります。

皮膚の表面には、小さな穴が多数あいています。

この穴は汗腺と毛穴の2種類あり、汗腺は発汗するための穴で、全身に200万~500万個(約390個/c㎡)もあります。

毛穴には、体毛が生えているほか、皮脂腺があり絶えず微量の脂質分を外に出しています。

このことから皮膚表面には、皮脂膜といった、汗と脂質分が入りまじり合ったものが付着しています。

 

以上が「皮膚の病気と皮膚の表面」についてでした。

少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。