どういうわけか汗が出る!~これらをおすすめ!
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今回は「汗が出る」のご案内です。
熱もなく運動もしないのに、汗がひどく出ることがある場合には、更年期障害、高血圧症、糖尿病、バセドウ氏病などが考えられます。
なので、汗以外にも、ほかに気になる症状があったら専門医にご相談を。
また、ふだんからよく汗をかく人でも、がっちりした体格でのぼせやすいタイプの人と、虚弱なタイプの人の二通りがあるといわれています。
漢方では、タイプによって用いるものが違う場合もあります。
熱っぽさを取り除く
コムギ
コムギには、喉のかわきを止め、熱を取り除く作用や、精神を安定させる、動悸を鎮める、などの作用があるとされています。
少し動いただけで動悸がして汗をかく人、からだがほてって汗が出る人に、よいとされる食べものです。
ナツメと一緒に食べる
コムギ50g、大棗 タイソウ(乾燥させたナツメの実)10個、龍眼 リュウガン、ロンガン(果実)15g、を一緒に煮て食べます。
小麦粉は、普通の小麦粉と比べて、栄養価が高い全粒粉を使いましょう。
※全粒粉とは:小麦のすべて(表皮、胚乳、胚芽)を粉にしたもの。
体力に自信のない人に
オウギ(黄耆)
オウギとは、マメ科の植物の根のことで、昔から生薬として使われています。
オウギは、汗の出を抑える作用があり、寝汗をかくときにもよく用いられています。
また、血管を広げて、血液の流れをよくする効果もあるとされています。
煎じて飲む
水600mlに黄耆3gを入れて、1/2量になるまで煎じます。
これを一日分、3回に分けて空腹時に飲用します。
のぼせがひどい人に
石膏(セッコウ)
セッコウを薬用にするときは、天然のセッコウを使います。
のぼせて喉がかわき、水分をとると汗が、ダラダラと出るような場合に有効です。
また、セッコウは、解熱作用が強いので、解熱剤としてもよく用いられています。
甘草と一緒に煎じる
セッコウは作用が強いので、それをやわらげるために、甘草の根を乾燥させたものと一緒に煎じます。
煎じ方は、水600mlにセッコウ30gと甘草2gを入れて、1/2量になるまで煎じます。
これを一日分、3回に分けて空腹時に飲用します。
解熱作用が強いので、冷え性の人、胃腸の弱い人、下痢ぎみの人は控えます。
以上が「汗が出る」でした。
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。