老化防止に!~効果があるものとは!
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今回は「老化防止にはヤマノイモを」のご案内です。
昔、中国の権力者が、不老不死の妙薬を手に入れようとあらゆる手を尽くしたといわれています。
しかし、その妙薬は手に入らないばかりか、そのような妙薬は世界中探しても、どこにもないことはいうまでもありません。
漢方では、生まれつきもっている元気が、機能低下により衰え、食べものなどから得た元気までも、無くなってしまうことを腎虚というそうです。
いうならば、漢方でいう腎虚とは、老化による現象ともいえます。
この老化現象は、内分泌系や免疫機能などの機能が衰え、これに伴って起こるいわれています。
また、老化に伴い種々の成人病も次第に増えています。
これらのことから、老化防止とは成人病の予防ともいえるでしょう。
腎虚の薬としてはこれが有名
ヤマノイモ
ヤマノイモは、胃腸の機能を高め、消化を促進してくれます。
また、滋養強壮作用に優れ、体力を増進します。
漢方では、乾燥させたヤマノイモを山薬といって、さまざまな薬に調合され用いられています。
そのなかでも腎虚の薬として有名なものは、漢方薬の八味地黄丸(はちみじおうがん)です。
老化や体力の衰えに伴う体の不調の場合に有効です。
ヤマノイモと非常によく似た長イモとでは、薬効に違いがあります。
長イモにくらべてヤマノイモのほうが効果が高いので、ヤマノイモといわれる、自然薯(じねんじょ)やツクネイモをできるだけ用いましょう。
ムカゴ
お粥にして食べると効果的
米1合で炊いた熱々のお粥に、刻んだヤマノイモ(100g)と蓮子(蓮の実5g)を加えて蒸らし、塩でうすく味付けます。
このお粥を毎日食べると、虚弱体質が改善されて滋養強壮の効果があります。
そのまま食べても煎じても効果がある
ヤマノイモは、千切りや、すりおろして、とろろにすると手軽にそのまま食べられます。
精力減退や体力の衰えを感じたら、ヤマノイモを100gずつ毎日食べるか、あるいは、山薬を煎じて飲むといいでしょう。
山薬の煎じ方は、水600mlに山薬10gを入れ、1/2量になるまで煎じます。
この煎じ汁を一日3回に分けて、温めて飲用します。
以上が「老化防止にはヤマノイモを」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。