声がかれる!~このように対処する!
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今回は「声がかれる」のご案内です。
声がれは、かぜや、大声を発したことが原因で、よくあらわれる症状ですが、カラオケによる声がれも多いといわれています。
しかし、原因がわからず3週間以上、声がれが続く場合は、のどの腫瘍やポリープなどの病気も考えられます。
長く続く場合は、耳鼻咽喉科の診察を受けましょう。
かぜをひいたときの声がれに
アンズの種
漢方ではアンズの種を、生薬名を杏仁(きょうにん)といって、喉の痛みや乾燥を鎮める処方として用いられます。
声がれの症状にも杏仁を使います。
また、アンズの実には、痰を切って、せきを鎮める働きがあるといわれています。
薬効の強いのは、種の部分で、さまざまな薬に配合され利用されています。
アンズの実
煎じて飲む
かぜが原因の声がれには、
水600mlに杏仁(アンズの種)5gを入れて、1/2量になるまで煎じます。
これを一日分3回に分けて空腹時に飲みます。
しつこい声がれには
水600mlにそれぞれ乾燥させた、アンズの種5g、甘草2g、干したミカンの皮2g、麻黄3gを加えて、1/2量になるまで煎じます。
これを一日分3回に分けて空腹時に飲みます。
のどがはれたとき、痛いときに
カブ
カブには、せきを鎮め、喉のかわきを抑える作用があります。
そのほかにも、消炎作用や解毒作用もあり、炎症や声がれを治す効果が期待できます。
おろし汁を飲む
のどの痛みがあるときは、おろしがねでカブ1個をすりおろし、その汁を1,2時間おきに飲みます。
声を出しすぎたときの声がれに
カンゾウ(甘草)
カンゾウは、声がれのほかにも、さまざまな痛みによく効くといわれており、ただれや切り傷などにも効果があります。
ただし、日本に自生しているヤブカンゾウや野カンゾウは、生薬のカンゾウといわれるものと品種が異なるので、生薬として用いる場合には、漢方専門薬局で市販されている、カンゾウ(甘草)を使いましょう。
煎じて飲む
声を出しすぎたときの声がれには、水400mlに甘草6gを入れて、1/2量になるまで煎じます。
この煎じ汁のこしたものを、一口ずつ、口をすすぐようにゆっくり飲み込みます。
30分ごとに飲用するとよいでしょう。
以上が「声がかれる」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。