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息が苦しい・息切れがするときの漢方療法!

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ご覧いただきありがとうございます。

今回は「息が苦しい・息切れがする-3」のご案内です。

前回、息切れや動悸にヨモギをご紹介しましたが、今回はそのヨモギの利用方法をご紹介します。

利用方法、水400~600mlに、乾燥したヨモギの葉5~10gを入れ、半量になるまで煎じます。

この煎じ汁を一日3回に分けて服用してください。

息切れや動悸をしずめるほかに、狭心症などを未然に防ぐ効果もあります。

 

 

息が苦しい・息切れがする-3

息が苦しい・息切れがするときの漢方療法

木防已湯(もくぼういとう)

心臓病を患っていて、体がむくみ、ゆるい坂を上るのにも、息が苦しいといった症状の場合に用います。

体力的に普通以上の人で、みぞおちがつかえて硬くなる心下痞堅(しんかひこう)があることが目安となります。

 

麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)

息が苦しい症状の病気には、ゼンソク性気管支炎や気管支ゼンソクなどがあり、のどがゼイゼイ鳴って、呼吸が苦しい場合に使用します。

ただしこの麻杏甘石湯は、体力的には普通以上の人に適した薬で、体力が衰弱した人や胃腸の弱い人には用いません。

 

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苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

比較的体力が落ちた人で息切れを訴えて、立ちくらみ、めまい、胃内停水、尿量減少、足が冷えるなどの症状を伴う場合に用います。

 

青竜湯(しょうせいりゅうとう)

気管支炎、アレルギー性鼻炎、気管支ゼンソクなどが原因で呼吸が苦しくなるときに用います。

体格、栄養状態は普通程度で、胃はさほど丈夫ではなく、胃内停水(みぞおちに振水音がある)のある人が目安となります。

 

大柴胡湯(だいさいことう)

体格がよい典型的な実証(元気な人)タイプで、みぞおちのところが硬く緊張して、圧迫すると痛みを訴えて、息切れのひどい人に用いると有効です。

 

瓜呂枳実湯( かろきじつとう )

気管支拡張症や慢性気管支炎などで、痰がからんで切れにくく、咳が続き呼吸が苦しい場合に用います。

喫煙者の咳や早朝に咳が多くでる症状の人で、息苦しいさを訴える人などに、特に効果があります。

 

以上が「息が苦しい・息切れがする-3」についてでした。

少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。