湿疹・皮膚炎の治療!~薬の用い方・ケア!
ご覧いただきありがとうございます。
今回は「湿疹、皮膚炎の治療」のご案内です。
皮膚が赤くなってカサカサして、ひどいかゆみをともなうものを湿疹といいます。
この場合、原因となる物質である、アルゲンが特定できないことが多いようです。
このため皮膚科で検査を受け、症状に合った治療が必要となります。
湿疹、皮膚炎の治療
治療
湿疹・皮膚炎を治療する上で、その原因をみつけることが第一です。
このため医師は、湿疹・皮膚炎の症状であれば、各種の検査をして原因を調べます。
検査には、皮膚のアレルギー検査、真菌(カビ)検査、病理組織検査などや細菌検査をして二次感染の有無を確認します。
この検査結果で、用いる薬などの治療方法をきめます。
赤くはれてかゆみを伴う場合には、一般的に、副腎皮膚ホルモン剤入りのクリーム、軟膏、スプレーなどの薬剤を、症状によって使い分けます。
場合によっては、抗生物質入りの副腎皮膚ホルモン剤を使用します。
治療箇所のかさぶたが厚い場合には、亜鉛華軟膏を塗った布を貼りつけて、かさぶたをはがした後に別の薬剤を用います。
皮膚が乾燥して厚くなっているときは、貼りつけ用の副腎皮膚ホルモン剤を使用します。
これは肌に吸収されやすくよく効きます。
強いかゆみを伴う場合は、抗ヒスタミン剤を服用します。
かゆみを抑えるだけでなく、無意識のうちにかかないために用いるものです。
薬の用い方
①よく似た症状でも、他人の使用している薬を使わないこと。
かえって悪化する場合があります。
②副腎皮膚ホルモン剤は、長期間継続して用いないこと。
また、発疹の出ているところだけに塗り、皮膚の健康な部分にはなるべくつかないようにします。
③市販薬を使用する場合は、1~2日間使ってみて、症状に変化がみられないときや、悪化する場合には直ぐにやめ、医師に相談することが大切です。
家庭ケア
①かきこわさない。太陽光線にあてない。寒風(クーラーなど)にあてない。
②不潔にしない。化粧品は避ける。
③かゆい場合は、患部にガーゼを当て、氷嚢などで冷やすとよい。
④入浴は40度前後のぬるい湯で。ゴシゴシと洗わない。
せっけんは低刺激性のものを用い、よく洗い落とす。
⑤肌着は綿100%の着古した清潔なものがよい。
以上が注意点です。
以上が「湿疹、皮膚炎の治療、家庭ケア」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。