意識に障害が起こる!~観察のポイント!
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今回は「意識に障害が起こる-2」のご案内です。
意識障害とは、意識が混濁とし周りからの刺激に対して、その状況を正しく認識できなかったり、また、物事を適切に理解することが、不可能な状態のことをいいます。
意識障害には、意識のない意識喪失、意識喪失と意識清明(意識がある状態)との間にある状態として、意識混濁、昏恍(こんこう)、嗜眠(しみん)などがあります。
意識に障害が起こるー2
観察のポイント
1.どのような状態のとき意識障害が起こりましたか
徐々に起こったのか、倒れるように急に起こったのか。
またこのとき、多量に飲酒していたとか、頭部を強打したとか、薬をのんでからとか、薬の誤飲はなかったか、などの状況をよく確かめて、その原因をなるべく詳しく、知ることが大切です。
2.意識障害の程度はどのくらいですか
外側からの呼び掛けや刺激に対して、反応がないのかあるのか、あればどの程度か。
3.意識障害が起こる前の状況はどうでしたか
めまい、嘔吐、頭痛、手足がしびれる、気分が悪くなる、などの 前兆の症状はなかったか。
それともあったならどういった症状か。
4.起こる前の健康状態はどうでしたか
心臓病、高血圧、糖尿病、肝臓病などの病気はなかったか。
5.ほかにもどんな症状がありましたか
発熱、胸痛、動悸、感覚のマヒ、ケイレン、顔のひきつけ、失禁、いびき、などを伴う場合が少なくありません。
6.意識障害が起こりやすい主な病気
脳の外傷、脳出血、脳梗塞、糖尿病、尿毒症、中毒、髄膜炎、日本脳炎、テンカン、子癇などが考えられる病気です。
その他、脳腫瘍、アダムス・ストークス症候群、電解質異常、脱水症状などでも意識障害が起きることもあります。
以上が「意識に障害が起こる-2」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。