慢性頭痛・片頭痛には!漢方が効く!
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今回は「頭痛-3」のご案内です。
精神の不安定が原因の頭痛には、カギカズラとヨロイグサという薬草が効きます。
カギカズラの利用法は、
水400~600mlに、乾燥させたカギカズラ(生薬名:鈎藤 コウトウ)を3~6gを入れ、半量になるまで煎じます。
この煎じ汁を一日分として、3回に分けて飲用します。
ヨロイグサの利用法は、
水400~600mlに、乾燥させたヨロイグサ(生薬名:白し ビャクシ)を15~20gを入れ、半量になるまで煎じます。
この煎じ汁を一日分として、3回に分けて温かいうちに飲用します。
頭痛-3
慢性頭痛・片頭痛の漢方療法
頭痛の症状に漢方が優れた効果をあらわすのは、これといった病気もないのに長期間、頭痛で悩んでいるような場合です。
清上けん痛湯(せいじょうけんつうとう)
この薬がいちばん効くのは、更年期障害に起きやすい頭痛や、血の道症による頭痛の場合です。
また、頑固な頭の痛みにも効果が期待できます。
色々と治療を施してみたが、効果が見られずどうやっても、よくならず手の施しようがない、という時に用いれば、効果を発揮する場合があります。
呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
頭が割れるような急に激しい頭痛の場合や、発作的に急に吐いて、苦しむような頭痛の場合によく用います。
すなわち日頃から頭痛に悩んでいる人で、手足が冷えて、疲れやすかったり、胃弱で、胃内停水があり、精神的疲労がある人などに、この処方がよく効きます。
半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)
日頃から胃腸が弱く、胃内停水があり、嘔吐、頭痛、めまい、肩こり、足冷えなどの症状に効果があります。
また、食後に体がだるくなったり、あるいは食後に眠くなる人には特に有効です。
五苓散(ごれいさん)
この処方は、頭痛に対して最もよく用いられる薬で、嘔吐を伴うようなはげしい頭痛に効果があります。
また、尿の減少や口渇があって、頭痛がするときにも用います。
釣藤散(ちょうとうさん)
この処方は、更年期障害などの成人病、あるいは高血圧、動脈硬化による頭痛、老人病からくる頭の痛みなどや、朝の目覚め時に起こる、頭痛に特に効果があります。
以上が「頭痛-3」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。