吐きけ・嘔吐がある!~観察のポイント!漢方療法!
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今回は「吐きけ・嘔吐がある-2」についてです。
吐き気が起こると、むかむかとしてとても不快な感覚を覚えます。
この吐き気が起こる原因はさまざまあります。
そのため、原因になる心当たりはないか、また、どのような症状を併発しているかなど、よく知る必要があります。
漢方では、吐きけや嘔吐に効く処方は数多くあります。
そこで観察のポイントと、その漢方療法を次にご案内します。
吐きけ・嘔吐がある
観察のポイント
5.嘔吐のほかにも症状がみられる場合
ほかに発熱、腹痛、下痢の症状がみられるときや、嘔吐物に便のにおいがある場合などには、自分で判断せず、すぐに医師の診断を仰ぐ必要があります。
6.胃の辺りを冷やすと楽になることもある
出血するときは、水枕や氷嚢などを胃の辺りに当てて冷やします。
または、逆にお腹にカイロを入れて温め、頭は濡れタオルか氷嚢などで冷やして、安静にしたほうが良い場合もあります。
7.治まったら水分補給を
嘔吐が続くと、多量の胃液が排出されて、胃液に含まれる水分、クロール、カリウムが消失します。
吐きけのする間は、水分を補給する余裕はないかも知れませんが、吐きけが治まったら、医師によく相談して、水分を少しずつ、また十分に補給しましょう。
吐きけ・嘔吐の漢方療法
呉茱萸湯(ごしゅゆとう)
日常から胃弱で冷え症の人が風邪をひき、ひどい頭痛がして、頻繁に嘔吐が起こるため、苦痛を伴う場合に用います。
五苓散(ごれいさん)
口がよく渇き、胃内停水があって尿量が少なく、水を飲むとすぐ吐いてしまう、と言った症状に効果があります。
小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)
体力は普通の人で、胃内停水(胃の中に水毒が溜まり、腹部をたたいたり揺すると、ポチャポチャと音がする状態)があり、胃がつかえた感じで、強い吐きけをおぼえ、嘔吐のあとに粘液を出す場合によく効きます。
また、軽いめまいや動悸がする場合にも有効です。
以上が「吐きけ・嘔吐がある-2」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。