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腹痛に効く漢方療法!その処方とは?

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ご覧いただきありがとうございます。

今回も前回に引き続き「腹痛-7」のご案内です。

腹痛に効く民間療法をご案内しています。

今回はニンニクと黒砂糖です。

すりつぶしたニンニクと黒砂糖を鍋に入れ、水を加えてドロドロになるまで弱火で煮詰めます。

これを少量ずつオブラートに包み、食後に内服する(一日3回)と、慢性の胃腸病からくる、頑固な腹痛に効果があります。

 

 

腹痛-7

腹痛の漢方療法

●上腹部が痛む

上腹部が痛む場合、胃・十二指腸潰瘍、胃炎、肝炎、胆のう炎、胆石症、尿路結石などが考えられます。

前々回に記載しました「腹痛-5 みぞおちが痛む」の処方法を用いますが、そのほかに次のものも使用します。

 

小柴胡湯(しょうさいことう)

軽症ではあるが、長い経過をたどり、鈍痛があり、脇腹や胸が詰まって苦しく、口の中が粘っこく、食欲不振という人に用います。

 

四逆散(しぎやくさん)

体力が普通以上の人で、いらいらや不眠、抑うつ感などの精神神経症状があり、腹直筋がかたく張って、たびたび強い胃痛が起こる場合に使用します。

 

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甘草湯(かんぞうとう)

鎮痛剤も効かないほどの胃ケイレンをピタリと止めることがあります。

このような急に起きる激しい痛みのときに使用します。

嘔吐や吐きけを催し、食事がのどを通らないというときには、甘草末を使用します。

 

黄連湯(おうれんとう)

食欲不振、吐きけ、嘔吐があり、激しく胃が痛み、上腹部を圧迫すると抵抗と痛みがあり、便通が定まっていない人に用いてもよいです。

 

茵蔯蒿湯・茵蔯五苓散(いんちんこうとう・いんちんごれいさん)

急性肝炎の場合で、発熱して食欲がなく、右上腹部が張るような痛みがあり、嘔気(おうき)、口渇感、便秘のある場合に使用します。

体力は普通か、やや虚弱の人で、無性にのどが渇き、水を多く飲むわりには、排尿が少ない人には、茵蔯五苓散を使用します。

 

以上が「腹痛-7」についてでした。

少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。