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むくみがある!~むくみの漢方療法!

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ご覧いただきありがとうございます。

今回もアズキの薬効について、少し述べたいと思います。

アズキの効能は、腎臓病やかっけでむくみのある人や便秘、二日酔いにもよいほか、母乳の分泌もよくする作用があります。

毎日食べ続けると効果が出てきます。

アズキにはサポニン、脂肪、色素などの成分が含まれており、これらの成分のうちで、どの成分が有効なのか詳しくは分かっていません。

すべての成分の総合作用によって、効能があらわれるといわれています。

効能を期待するときは、アズキには味をつけずに食べることが重要です。

その利用法はアズキをスプーン2~3杯、一晩水に浸けたのち鍋で水からゆっくりと柔らかくなるまで煮て、柔らかくなったら汁も実もたべます。

この場合味付けはしません。

 

 

むくみがある-4

今回は「むくみ-4」のご案内です。

 

むくみの漢方療法

漢方療法は、症状の虚実を明らかにしてから、処方を決めます。

むくんだ部分がかたく締まって、勢いのあるものが実証であり、一方、フワフワしてなんとなく勢いがないものが虚証です。

しかし実証か虚証の判断はむつかしく、医師の判断が必要です。

 

1.猪苓湯(ちょれいとう)

五苓散と似た症状が目安となりますが、猪苓湯の場合は汗が少ない、あるいは汗が出にくいといった場合に、使用します。

またこの処方は、下腹の熱をとる作用があり、尿道炎を伴うむくみや膀胱炎などによく用います。

 

2.八味丸(はちみがん)

尿の量や回数が多くて、のどが渇き、夜間でも尿の頻度が多いもの、または逆に尿の回数が少なく、足にむくみがあり足腰がだるく、疲れやすい高齢者に適しています。

 

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3.五苓散(ごれいさん)

普通の体力かそれ以下の人で、よくのどが渇いてむくみがあり、尿量が少ない場合に使用します。

腹診の結果、胃内停水がみられ、また汗をかきやすいなども目安になります。

 

4.防己黄耆湯(ぼういおうぎとう)

汗をかきやすく、疲れやすく、筋肉に締まりがなく水太りで、足が冷える、下肢にむくみがあるといった人が目安です。

 

5.いんちん五苓散(ごれいさん)

肝臓の機能が低下し、腹水、浮腫、黄疸がみられるものには、五苓散に「いんちん」を加えた本方を使用します。

 

6.分消湯(ぶんしょうとう)

腹も脈にも力があるが、腹水がたまっており、指で押すとへこむが、離せばすぐに戻るといった実証タイプの浮腫に使用します。

ネフローゼによる腹水、肝硬変などの症状に適しています。

 

7.木防己湯(もくぼういとう)

普通以上の体力があり、みぞおちがかたく張って、その部分がかたく感じられ、顔や手足にむくみがみられ、のどがゼイゼイして呼吸困難の場合に使用します。

 

以上が「むくみ-4」についてでした。

少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。