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発熱する体の仕組みとは?そのとき体は?

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ご覧いただきありがとうございます。

今回は「熱が出る」のご案内です。

一般に熱があるといわれるのは、体温が37度を超す場合です。

しかし、健康な人でも、正しく体温を測定してみると、ときとして37~37.3度ぐらいの人が、4割もいるといわれています。

熱が出ているときの体の状態から心配な熱か、そうでない熱かを判断することが必要です。

 

 

熱が出る

発熱と解熱の仕組み

ウイルスの感染など、熱が出る原因があると、体温を調節する部分(大脳の一部である視床下部)の機能が異常となります。

そのため皮膚の色は青ざめ鳥肌ができて、表面の血管は縮まります。

また体の筋線維(きんせんい)1本1本が収縮します。

この状態が、寒気がする状態です。

このような状態になると、体内で熱が積極的につくられ、熱が体外へ逃げないように調節しようと、血液の温度が徐々に上がっていきます。

そして、ついに体温を調節する部分が正常となったときに、寒けも無くなり、熱はまだ高いのに気持ちがよい、という状態になります。

以上が発熱の仕組みです。

このように体温を上昇させる原因が無くなると、体温調節部が調節する温度のレベルは急に下がり、正常値まで回復してきます。

このときはまだ血液の温度が高くて、体温調節部は、調節すべき適正温度よりも高い温度になってしまいます。

そこで体温調節部は、熱を下げるようにと、体に対して命令するのです。

この結果、皮膚の表面の血管が開いて、顔色も良くなり、皮膚直下の汗腺が活動して汗が出て、この汗の蒸発によって、熱は体外へ逃げてゆき、体温が急速に下がるわけです。

これが解熱の仕組みです。

以上から、発熱だからといって、冷やすばかりが能ではないことが分かります。

発熱していても寒気がするときはむしろ温めるほうが良く、熱があり熱いと訴える場合に限り、冷やすのが良いのです。

 

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以上が「熱が出る」についてでした。

参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。