スイカズラ(忍冬 金銀花)花言葉~効能があるって!どうやって使うの?
ご覧いただきありがとうございます。
今回は「スイカズラ」についてご案内します。
スイカズラはつる性の植物で、ほかのカズラ類と同様に、山野でその姿をよく見かけます。
花のつぼみは生薬名では「金銀花(きんぎんか)」といい、葉や茎は漢方生薬名で「忍冬(にんどう)」といいます。
葉や花、茎いずも漢方薬に使われており、鎮痛、解熱、利尿作用などの効能があります。
特に花は、インフルエンザ薬である、銀翹散(ぎんぎょうさん)にも配合され、扁桃炎にもよく使われています。
花言葉は「愛のきずな」「献身的な愛」「友愛」です。
特徴
スイカズラ科の多年生つる性の常緑低木で、原野に自生します。
日本全土に自生し、中国にも分布しています。
葉は対生しており、形は楕円形できょ歯はなく、両面に毛が多く生えています。
スイカズラの茎は右巻に物に巻きつきます。
若い葉は羽状に切れ込むものがあるが、一般に普通の葉には切込みがありません。
葉は冬でも全てが落ちずに、一部分が残り冬を越すことから、ニンドウ(忍冬)という名もあります。
4~5月に、葉腋(ようえき)に管状で先が二つに分かれた、白い花が咲きます。
花の管の細い部分を吸うと、甘いのでスイカズラの名がつきました。
花冠は上半部は上下2片に分れ、下半部が筒状になっています。
下片は細い1片でよく反り返り、上片は広くさらに4裂しています。
花冠から1本の雌しべと5本の雄しべがとび出しています。
花冠はよい香りがします。
また花冠は、はじめは薄桃色または白色ですが、しだいに黄色を帯びてきて、その後にしぼみます。
黄色に変わるので金銀花ともいいます。
果実は黒い球形の液果です。
葉の乾燥したものを、漢方では忍冬といい、解熱や利尿に効くといわれています。
また、煎じた汁は皮膚の痛みにも効果があります。
乾燥葉は、お茶の代わりに利用することもあります。
効能と利用法
効能1
痔の痛み、腰痛
利用法1
乾燥葉茎50~100gを木綿袋に入れる。
鍋に袋がひたる程度に水を加えて煮出しする。
この煮出し汁と袋を浴槽に入れて入浴する。
効能2
関節が痛む
利用法2
水200mlに乾燥花2~3gを入れ、1/2量になるまで煎じ、食後に飲用する。(1日3回)
効能3
扁桃炎
利用法3
水600mlに、つぼみ10個または、乾燥させた葉と茎ひと握りほど入れ、弱火で1/2量になるまで煎じ、煎じ汁を空腹時に飲みます。(1日3回に分けて)
効能4
利用法4-1
煎じたり、浴剤として
水600mlに乾燥した花、茎、葉10gを入れ、1/2量になるまで煎じる。
その煎じ汁を飲む。(1日3回に分けて)
利用法4-2
水2リットルにスイカズラ50gを入れ、1/2量になるまで煎じる。
それを浴剤として用いる。
痛みがあるときは、ぬるめの風呂に入ると楽になる。
採集と保存法
採集
4~5月頃、つぼみが開きかけの、開花期の花と茎葉を採取する。
保存法
花は陰干しに、茎葉は日干しにしてから陰干しにしてよく乾燥させる。
以上が「スイカズラ」についてでした。
参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。