肝臓病!肝硬変!~考えて飲まないと肝臓を壊す!酒の上手な飲み方!
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今回は「肝臓病の食事-5」についてのご案内です。
肝硬変は様々な原因が考えられていますが、いずれもはっきり分かっていません。
感染、栄養欠陥、寄生性疾患、また中毒、血液循環障害など様々な因子が考えられ、その中のいずれかによって起こりうるのではないか、と考えられています。
昔から酒豪家にこの肝硬変症は多いことが知られており、アルコール性肝硬変ともいわれています。
しかしこの原因はアルコールだけによって起るというよりも、飲酒の習慣に伴なう栄養不足が主な原因であると、考えられるようになってきました。
肝臓病の食事-5
肝臓にやさしい酒の飲み方と酒の肴
肝臓とアルコールは、大変密接な関係にあります。
アルコールも食品としてとる栄養素と同様に、肝臓で分解処理されるのです。
アルコールを飲むと肝臓で分解され、アセトアルデヒドという物質に変化し、最終的には炭酸ガスと水になります。
アルコールに対して代謝能力が低いと、血液中にこのアセトアルデヒドが溜まり、頭痛や吐き気といった二日酔いの症状が起こります。
アルコールの代謝を良くするためには、一気飲みやがぶ飲みをせず少しずつ飲むことが
大切です。
また、この代謝をする上でビタミンCなどの栄養素も必要ですから、日頃からビタミン類も十分にとることが重要です。
なお、必須アミノ酸が不足していると脂肪の代謝が悪くなり、肝臓に脂肪が溜まり易くなります。
その必須アミノ酸のもととなる、良質タンパク質が不足しないようにすることも大切です。
酒は食べてから、食べながら飲む
酒飲みの中には、何も食べずに飲む人がいます。
午後3時以降の間食は、夕方の酒がまずくなるからといって、何も食べない、お菓子もお茶も口にしないという人がいます。
また、塩をなめながら飲むという人もいるようです。
これらは、肝臓を悪くする原因となます。
戦前、酒によって肝硬変で亡くなる人は、強い酒を飲むのが原因と考えられていました。
しかし、実際に調べたところ、酒の肴もろくなものを食べない上、日頃の食事も貧しいため栄養不足がその原因であったようです。
以上が「肝臓病の食事-5」についてでした。
肝臓病の予防や治療に少しでも参考になれば幸いです。
次回は「肝臓病の食事-6」についてご案内する予定です。