ゴマの効能と栄養が凄い!この小さな粒に秘められたものとは?
ゴマは亜熱帯原産であり主に夏に栽培されます。
世界の主産地はアメリカ、インド、中国、ビルマ、ウガンダ、スーダン、トルコなどです。
日本には1000年余り前に中国から入って来ました。
日本では5月中旬~6月下旬に種子をまきます。
日本では茨木、埼玉、新潟、千葉、愛知の諸県が主産地ですが、国内の生産量だけでは需要が満たされないので、外国産を輸入し採油しています。
種子は45~55%の油を含有し、ゴマ油を採っています。
その絞りかすにはタンパク質と脂肪が豊富で、飼料や肥料として有効活用されています。
ゴマ
ゴマの種類
黒ゴマ、白ゴマ、金ゴマの三種類があり、滋養に優れています。
黒ゴマは腎臓や肝臓の機能アップ。
白ゴマは、肺の機能アップの効果があります。
ゴマ1粒に含まれる栄養素は、脂質、タンパク質、ミネラル、ビタミン、鉄分、食物繊維、リン、カルシウムがあります。
効能と栄養
ビタミンE・セレン
抗酸化物質であり、アンチエイジング(老化防止)の効果があります。
ゴマグリナン
ゴマグリナンは抗酸化物質であり、肝機能を高め、疲労回復効果、脂肪燃焼効果、新陳代謝促進効果など肝臓に直接作用します。
また、新陳代謝が良好になるとビタミンE・セレンと同様にアンチエイジング(老化防止)効果も期待できます。
ミネラルが豊富
ミネラルの含有量が多く、貧血や骨粗しょう症の改善に効果があります。
セサミン
セサミンは健康に良い成分であり、含有量は麦や米よりも多いです。
セサミンは肝機能を高め、悪酔いや二日酔いの予防効果があります。
また肝臓に直接作用し、肝臓への負担を軽くし肝臓癌の予防効果もあります。
その他、善玉コレステロールの増加、悪玉コレステロールの減少を推進させ、脳梗塞や心筋梗塞などの原因の動脈硬化の予防作用や、抗酸化作用により老化、高血圧などの生活習慣病の予防効果もあります。
いかがでしたでしょうか。
あの小さな1粒の中に多くの栄養素が含まれています。
動脈硬化、生活習慣病の予防効果や二日酔いの改善効果もあります。
昆布とともに昔から日本で髪を良くするといわれている食品の一つです。
特に黒ゴマは便秘、白髪、肌、毛、喘鳴、眼、血尿、強壮、せき、などに有効といわれています。
ゴマ料理としては、ゴマ豆腐、野菜のゴマ和え、ゴマ団子、ちりめんふりかけ、ゴマふりかけ、魚の干し物などに利用されています。
ゴマは意外と栄養豊富であり、身体にとって有効な食材ではないでしょうか。
手軽に食べられるので、日々の食事に取り入れましょう。