糖尿病!~ほっておくと大変なことに!手遅れになる前に!
ご覧いただきありがとうございます。
前回に引き続き今回も糖尿病に関する食事についてのご案内です。
日本における糖尿病の総患者数316万6千人と前回ご紹介しました。
患者数は前回の調査(有病数は5年に1回推計)の5年前に比べて、男性が約30万人、女性で約20万人、合計50万人の増加となっています。
【厚生労働省「平成26年患者調査の概況 」】・・から引用
平成27年1年間の死因別死亡総数のうち、糖尿病による死亡数は1万3, 327人でした。
これを性別にみると、男性は7,125人、女性は6,202人でした。
【厚生労働省「平成27年 人口動態統計(確定数)の概況」】・・から引用
以上のように、糖尿病の患者数は年々増加傾向にあるようです。
これからも多くの方が糖尿病になる可能性があります。
よって、糖尿病に関する知識を身に付けられて、その予防や治療するうえで参考になれば幸いです。
糖尿病の食事
糖尿病の食事方針
自分に合ったエネルギー量を
人の体にはそれぞれのサイズがあるように、食事の量もその人それぞれに適した量があるのです。
自分の体格や運動量に適したエネルギーをとればよく、そのエネルギーの摂取量が不足すると痩せるし、取りすぎると太ります。
いずれも健康にとって良いとはいえません。
特に糖尿病の人はエネルギーのとり過ぎが原因で、病気を悪化させることになりかねません。
糖尿病の人はインスリンというホルモンの作用が減少し、インスリンの働きが弱まっています。
そのホルモンの作用が減少すると、体が疲れ易くなります。
その原因は、エネルギーの源である糖が利用されにくくなるためです。
何をするにしても「面倒くさい」と思う状態です。
また、利用されなかった糖は血液中に溜って、血糖値を上げます。
そのことにより、尿にも糖が出てくるわけです。
したがって、それらの糖を体外へ排出するためにも尿量が増えます、それにより、水分が必要となりのどが渇くという現象が起こる訳です。
糖が利用されにくくなるだけではなく、タンパク質や脂質の代謝も悪くなり、体の筋肉のタンパク質や皮下脂肪が分解され、体重が減少してきます。
糖尿病の症状である体重の減少、のどの渇きなどはこのような理由から起こる訳です。
さらに、血液の検査をしてみると糖のほか、コレステロールや中性脂肪なども増加しています。
このような血液の悪化は、動脈硬化を促進させ、心臓や腎臓の血管および、目の網膜などの血管にも障害を起こす原因になるのです。
また、これらの合併症は悪化すると、時には失明や、脳梗塞、心筋梗塞などの重い病気にかかり易くなるのです。
食事は、自分のインスリン作用に見合った、一日のエネルギー量を守り食事をとれば、合併症になる心配もなく、長寿は約束できるでしょう。
特に体重が標準値を超えている人は、エネルギーの摂取量を減らし、体重を標準値に近づけることで症状は軽くなります。
以上が「糖尿病の食事」についてのご案内でした。
次回も、引き続いて糖尿病の食事についてご案内する予定です。
ぜひ、ご覧ください。