糖尿病!何を食べる?知らないと悪くなる!外食のとり方
ご覧いただきありがとうございます。
今回は、糖尿病の「外食と嗜好品のとり方」についてのご案内です。
みなさんは外食をされていますか?
外食は栄養のバランスが偏ったり、エネルギーオーバーになりがちで、糖尿病を考えた食事をとることはなかなか難しいですよね?
しかし、家族で外食したり何かの付き合いで外食の機会があるかも知れません。
その時のために、外食と嗜好品のとり方について参考にしていただければ嬉しいですね。
そして、できるだけ楽しい食事にしたいですね。
外食と嗜好品のとり方(1)
糖尿病の人は、毎日の食事と運動、また、体のコントロールを正しくしていけば、正常の人と全く変わらない生活ができます。
会社勤めや商売も同様にできますが、間食や外食などのとり方には注意が必要です。
毎日の食事はできれば、家庭で作った料理のほうが良いですが、会社勤めなどにより、毎日、家庭料理を食べられないかも知れません。
また、弁当持参もできないし、食事会や宴会は糖尿病を理由に断れないこともあるでしょう。
そのようなときには、決められた食事方法を心得ていると、自分に合った食事のとり方ができます。
昼食はできれば定食または幕の内弁当を
お昼は外で手軽なものとなると、うどん、そば、パン、お寿司などの穀類に偏りがちになります。
このような食べものはタンパク質やミネラル、ビタミン源に欠けており、できれば焼き魚などの定食にしましょう。
魚はたいていの場合一切れ約30~60g(約80kcal)ぐらい使っていますし、ワカメのみそ汁や切り干し大根の煮物などの小鉢が加わります。
ご飯は茶わんに軽めに1杯(約110g)にします。
昔はどんぶり物や定食のご飯といえば、普通1杯が約330gでしたが、現在では約220gぐらいの盛りつけが普通となっています。
なので、もったいない話ですが半分食べて半分残せば110gですむわけです。
しかしエネルギーの制限がおおよそ1600Kcalの場合でしたら、普通の盛りつけご飯1杯分(約220g)をきれいに食べることもできます。
幕の内弁当も定食と同様に色々なおかずが入っていて、栄養のバランスを考えると好ましいのですが、味つけが濃いので、ついついご飯を全部食べたくなりますが、そこは我慢しましょう。
エネルギー例としては、たぬきうどんは1人前がほぼ320Kcal、ラーメン320Kcal、ざるそば240Kcal、カレーライス(並)560Kcal、親子丼が520Kcalぐらいです。
また、食後にヨーグルト1びんか牛乳1本飲むと、栄養のバランスはグンと良くなります。
コース料理の場合は、もったいないですが和食なら天ぷらや揚げ物は控えるか、あるいはころもを残すといった心がけが必要です。
洋食の場合は、パンは少なめに、チーズやバター、生クリーム、砂糖は使わない、肉の脂肪は食べない、ソース類はできるだけ控えるようにします。
中国料理もできるだけ脂肪の少ない品を選んで、野菜を多く使った料理を食べるように心がけます。
主食になるものはなるべく控えて、色々な品を少しずつとるようにしましょう。
また、デザート類も控えます。
すなわち、糖尿病の人の外食方針は少食多種でいきたいものです。
できれば一日3食それぞれ、平均的にエネルギーをとれればいいですが、それが無理であれば、朝、昼を軽くとり、その分を外食に回せます。
しかし、これは特例であり、どうしてもという日以外は控えましょう。
食事制限が必要な人で、「今日は解禁日」「今日は特別の日」などと、弁解しながら食べている人がいますが、特別な日が多くなり、せっかくの良い習慣になったものが、なくなる事になりかねないので注意が必要です。
以上が糖尿病の「外食と嗜好品のとり方(1)」についてのご案内でした。
次回も引き続いて「外食と嗜好品のとり方(2)」の予定です。
ご覧いただけたら幸いです。