ツボ!「糖尿病」「視力低下」「肝臓病」など!~「背中」「腰」編2
ご覧いただきありがとうございます。
ツボのご案内も12回目となりました。
今回も前回に引き続いて「背中」「腰」のツボについてです。
体全体のツボは数多くその位置も分かりづらいですね。
また、効果も様々で奥が深いと思いますし、私もツボについてもっともっと知っておきたいと思いました。
そして、これまでのツボに関した記事を読んでくださっていると、自分自身の症状に合ったツボが見つかるかも知れません。
そんな時はとてもツボの位置が気になりますよね?
みなさんは気になる症状はありますか?
そういった方に少しでも参考になれば幸いです。
特効ツボの位置と効果
「背中」「腰」の特効ツボ【図⑧~⑮参照】
⑧肝兪(かんゆ)
肝兪は、第10胸椎の上から左右1寸5分(約3cm)の所にあり、肝臓病や精力減退、中風、全身の疲れ、だるさ、めまい、視力低下、などの様々な全身の病気に効果があるといわれています。
⑨大腸兪(だいちょうゆ)
大腸兪は第5腰椎の上、左右約1寸5分(約3cm)の所にあり、大腸の働きを促進するツボです。
そのほかに、ぎっくり腰、足・ひざの疲れからくる痛み、ジンマ疹などに使用されます。
⑩小腸兪(しょうちょうゆ)
小腸兪は第1仙椎から下へ、左右約1寸5分(約3cm)の所にあり、小腸の機能をととのえるツボです。
また、女性の生理痛や生理不順などに効果があります。
⑪肺兪(はいゆ)
肺の機能低下をととのえ元気にするツボです。
左右の肩甲骨の突き出た部分を結んだ線上で、脊椎から左右約1寸5分(約3cm)の所になります。
兪のつくツボは後頭部から背中、腰、おしりにかけて全部で17ヵ所あり、背骨の両側にあります。
兪は胸、お腹の臓腑に邪気の注ぐ所という意味です。
⑫脾兪(ひゆ)
第12胸椎の上で、背骨の左右1寸5分(約3cm)の所にあります。
脾は、現代医学でいう膵臓(すいぞう)を指し、脾兪は膵臓をととのえるツボです。
インスリンというホルモンが膵臓から分泌されるが、そのインスリンの出が不調になると糖尿病にかかりやすくなります。
よってこのツボは糖尿病からくる黄疸、疲れやすさ、体のだるさなどに効果があります。
⑬膀胱兪(ぼうこうゆ)
膀胱兪は第2仙椎の下、左右約1寸5分(約3cm)の所で、膀胱の冷えや夜尿症に効きます。
⑭次髎(じりょう)
次髎は背骨と膀胱兪の間で、少し下寄りの所にあります。
座骨神経痛の特効ツボです。
生理異常、冷え症や泌尿器疾患などに使用します。
⑮胞肓(ほうこう)
胞肓は膀胱兪の外側約1寸5分(約3cm)の所にあり、婦人病や性器に関する病気の治療には、必ず使用される特効ツボです。
以上が「背中」「腰」の特効ツボについてのご案内でした。
次回も引き続き特効ツボについてご案内しますので、ご覧いただけたら幸いです。