糖尿病!~今のままでは危ない~見直したい食事内容!これが大切!
ご覧いただきありがとうございます。
今回も、糖尿病に関する食事についてのご案内です。
現在の医学ではいちど糖尿病を患ったならば、完治は期待できないとのことですが、やはり、この病気を改善させるためには、食事療法が大切であり、腹八分目を守らなければならないと思います。
小児ないし若年者の糖尿病は食事療法だけでは不十分で、インスリンを使用しなければなりませんが、成人で太った人は標準体重まで減食してやせることが必要であり、中年以後の日本人の軽症者は食事療法だけで落ち着く人も少なくありません。
したがって、「正しい食事のとり方」の大切さが分かります。
糖尿病の食事のポイント
食事は3食バランスよく決められたエネルギーで
糖尿病と診断された時には、一般にがっかりとするものです。
「もう好きなものが食べられない」とか、ひどい人では「美味しいものが食べられないなら、まだ死んだ方がまし」と言う人もおられます。
しかし、食事指示票をもらい、食事の指導を実際に受けると、「これだけ食べなくてはいけないのですか」と、驚かれる人がいます。
糖尿病の患者は、特に中高年層では大食の人や肥満者が多いのも事実です。
それも1回に、どんぶりご飯を2杯も食べるとか、一日にケーキを3個も4個も食べるとか、酒を一升飲むとか、エネルギーオーバーの人が多いようです。
食事後の内容をチェックすると、野菜不足、果物は食べていない、牛乳は嫌い、というように、栄養のバランスが偏っています。
また、薄味より濃い味が好き、肉はバラよりロースが好きなどといった嗜好です。
栄養の面から考えるとエネルギー源は少なくとも、タンパク質、ビタミン、ミネラルは必要量とらなくてはいけません。
3食バランスよく決められたエネルギー内で食べていると、胃の方も慣れてきます。
体が必要とする栄養素が満たされると、空腹感もなくなります。
これまでの食事では、糖質やアルコールだけに偏り、体が求めるタンパク質の摂取量が足りないため、いくら多く食べても満腹感を得られないということもあるのです。
食事のおかずは多めにとり薄味に
濃い味はご飯をたくさん欲しくなるし、砂糖や塩分のとり過ぎにもなります。
新鮮な野菜や魚は、それ自体がもつ自然の甘みを生かして、塩加減はごく薄味にします。
果物は砂糖を加えず食べすぎないこと
砂糖も、コーヒーや紅茶には入れず、その分食事の調味に使用すれば、家族と同じおかずが食べられます。
食事は薄味で栄養のバランスがとれているとなれば、糖尿病の人のみならず、家族皆が健康な食事につながるわけです。
糖尿病の人の食事管理は一生続けることになります。
食事はあわてることなく、良く噛んで味わいます。
また、ひとりで食べるのではなく、家族や親しい人と楽しみながら食べれば、満足した食事ができるでしょう。
以上が「糖尿病の食事」についてのご案内でした。
次回も、引き続いて糖尿病の食事についてご案内する予定です。
ご覧いただければ幸いです。