しその効能がバツグン!その利用法は!?
しそは、気候風土を選ばない 温暖適湿の壌土に良く生育します。
葉は香辛料または塩漬け、みそ漬けとするほか、梅酢に入れると赤色となるので梅干しやショウガの色付けとして使われます。
芽ジソは刺身のつまとし、花穂は穂ジソと称して塩漬けにします。
また、ご飯に炊きこんでしそ飯、 葉の粉末を焼き塩に混ぜた振りかけ、唐辛子味噌のしそ巻き、 実の佃煮、 実の塩漬、 熱湯に混ぜてお茶の代用、菓子の風味付けなどに利用されています。
青じそは、大葉ともいい香りが良く料理の風味付けに良く利用されます。
食べても料理がサッパリとした味になり、テンプラや刺身のつま、そうめん、冷麺の付け合わせにとても合います。
果実からは、油を絞り、揚げ物用の油とします。
しそ
しそとは
原産国は中国、ヒマラヤ圏、ビルマでシソ科の1年草であり、日本では古くから栽培されています。
主に食用とされており、全草に香りがあります。
高さは約1mになり、枝分けが多く葉が良く茂ります。
葉は6~10cmで卵円形の紫色や緑色で、多い側脈、きょ歯があり、薄い質で少し縮み良くしおれるという特徴があります。
長い柄があり対生します。穂状に夏から秋にかけてなり、小さい淡紫色や淡緑色のしん形をした花が咲きます。
花は良く散り、筒状のがくの底に果実は熟成します。
多くの栽培品種があり、ちぢれ葉のチリメンジソ、葉が片面緑色のカタメンジソ、葉の両面が緑色のアオジソなどがあります。
よく似た植物のエゴマは、同属であり、簡単に雑種を作ります。
しその花
しその成分
しその香りは茎葉に含まれるペリルアルデヒドによるものです。
また、ビタミンA、Cが多く含まれています。
効能
切り傷
止血するには、乾燥した、しその葉を良くもんで粉末にします。
それを、傷口に塗るか振りかけます。
二日酔い・頭痛
しその葉を刻み、軽く煎じて沸騰させ、すりおろしたショウガを入れます。
これを飲用すると、二日酔いの吐き気や頭痛に効果があります。
赤じそ
食欲増進効果
冷えた時の腹痛や下痢を治す働きや、気を整える働きがあります。
また香りにより胃液の分泌量が増加し、食欲増進の効果があります。
水虫
生のしその葉をもみ、汁を絞り患部に塗ります。
かぜの効能
かぜに有効です。
発熱、寒気、鎮痛、鎮静、たんや咳止め、利尿、解毒に効果があります。
葉か種子を6~10g乾燥させ、水400mlに入れ、半量になるまで煎じる。
これを、1日3回に分け服用します。
魚中毒(じんま疹)の効能
魚の中毒に有効です。
乾燥させた種子3~6gを水で飲用するか、乾燥させた葉、茶さじ1杯に熱湯を注ぎ飲用します。
採集
葉は6~9月、種子は10月頃に収穫します。
以上がしそについてでした。
これだけ多くの効能や料理方法があります。
しそは割と身近にあり、手に入れ易いので有効に活用したいですね。