ニラの効能!食べて元気になろう!
ニラは、独特な匂いがあり、苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、食べないのは少しもったいないと思います。
ニラには、多くの効能があります。
私は、ニラは健康に良いイメージがあります。
食べると身体が温まる感じがして、元気になります。
夏バテにも有効です。
そして、暑い夏に一度は食べたくなるのがレバニラ炒めです。
ビールやお酒に良く合いおいしいです。
ニラは一年中収穫ができます。
しかし、意外にも旬は2月なんです。
春のニラは、葉がやわらかく、香りも強いため、最もおいしいのです。
そんな意外な所のあるニラについて書いて行きます。
ニラ
ニラの歴史
東南アジアが原産地で、中国やインドで古く(3000年前)から栽培されてきました。
日本にも古く中国から渡来し、10世紀以前から栽培されています。
江戸時代から効能が認知されており、用途は薬草として栽培していました。
野菜としての食用は戦後からです。
ニラの種類
ニラは「葉ニラ」「花ニラ」「黄ニラ」の3種類があります。
葉ニラ・・・一般に食べられている緑色の葉の部分。
花ニラ・・・葉ニラの花と蕾部分。
黄ニラ・・・葉ニラの育成時の光量を抑制したもの。
ニラの効能
体温上昇効果
食べると胃腸を温めると同時に、身体を温める効果があります。冷え性の方にはおすすめです。
スタミナアップ効果
強いスタミナアップ効果のある成分のアリシンが含まれています。
新陳代謝が上昇し、エネルギー消費の効率が上がります。
便秘解消効果
食物繊維が含まれており、便秘の予防や解消の効果があります。
東洋医学では
補肝腎(ほかんじん)・・・膝や腰を強くする。肝臓と腎臓の作用を強くする。
安五臓(あんごぞう)・・・身体を温める効果により、五臓を温め内臓の機能を強める。
温中理気(おんちゅうりき)・・・胃腸を温めます。体が温まるので、腰痛や頭痛にも効果があります。
健胃(けんい)・・・胃腸の作用や機能を活発にします。
家庭療法
ニラは、昔から日本や中国では、家庭療法として用いられて来ました。
風邪・・・お粥にニラを入れ食べると、効果があります。
老年性便秘・・・日本酒に、潰したニラの絞り汁を入れ就寝前に飲むと効果があります。
夜尿症・・・ニラの種の粉末を、水、少しの小麦粉と混ぜ、団子を作り、それを蒸して、1日に2回食べると効果があります。
ニラの栄養素
アリシン
ニラの独特な匂いはこのアリシンによるものです。
アリシンはビタミンB1の吸収を強める作用があり、ビタミンB1は疲労回復や滋養強壮、発ガン性物質を解毒する働きや、抗酸化作用もあり、ガンの予防に効果があります。
また、血行促進作用もあり、冷え性、血栓、動脈硬化などの予防にも効果的です。
βカロテン
βカロテンの強力な抗酸化作用により、免疫力を強める働きや抗発ガン作用や、体内でビタミンAに変わり皮膚や粘膜を守り、髪の健康を保ち、視力維持などの作用もあります。
また、活性酸素を抑え心筋梗塞や動脈硬化などの生活習慣病リスク低下の効果もあります。
その他の栄養素と効果
ビタミンB1・・・疲労回復効果。
ビタミンB2・・・エネルギー代謝を促す効果。
ビタミンC・・・活性酸素を抑え老化防止や美肌効果。
ビタミンE・・・強力な抗酸化作用があり、心筋梗塞や動脈硬化などの生活習慣病の予防効果。
マグネシウム・・・血液循環を促す、精神の安定、酵素の作用の補助効果。
カルシウム・・・ストレスを抑える、筋肉を収縮させる、骨と歯を作り出す効果。
カリウム・・・高血圧の予防、筋肉を収縮させる、水分代謝を促す、むくみ解消効果。
ニラの利用法
ニラ料理・・・栄養効果により、夏バテにも効果があります。
胃もたれの症状・・・ニラを潰し絞った汁に、牛乳とはちみつを混ぜ合わせ飲むと効果的です。
※ニラは日持ちが悪く保存が難しいので、取れたその日のうちの新鮮なニラを使いましょう。
以上、ニラについて書きました。
ニラには多くの効能があるので、ぜひおいしく食べて暑い夏を乗り切りましょう。