ツリガネニンジンの食べ方 効能 利用法を一挙ご紹介!!
ツリガネニンジンはあまり聞き慣れない植物ですが、日本の主産地は東北地方といわれており、根は咳止めに有効で、若苗は茹でて、あえ物やおひたしにして食べます。
美味しい薬草の一つとされ、「トトキ」ともいわれました。
根を乾かした物は漢名・生薬名でシャジン(沙参)といい、健胃剤や痰(たん)をとる薬として利用されます。
また、高山型で、たけが低く、花序が短く、花が大きく密集した物を「ハクサンシャジン」といいます。
ここで薬草の一つとされるツリガネニンジンについてご紹介します。
ツリガネニンジン
ツリガネニンジンとは
日本全土の山野に自生するキキョウ科の多年草です。
茎の高さは50~100cmで、根は白くて太く、根出葉は円形であり、長い柄があります。
茎葉はきょ歯があり3~4枚輪生し、披針形、長楕円形などで、まれに対生します。
秋の8~9月に、茎の先に花柄を輪生状に出し円錐花序をしており、多くの花をつけます。
花冠は下向きに開き鐘形で、白色か紫色か淡紫色、線形のがく片で1~2個の突起があります。
花冠内に5個の雄しべがあり、1本は花冠からやや突出しています。
花冠の色や形、葉の形、がくの形などに多数の変化があります。
主成分
効能
痰が切れない時
利用法
水600mlに乾燥させた根8~12gを3分の2の量になるまで煎じる。
それを1日3回に分け、毎食後に服用する。
苦みがあるので、甘草を4~6g加え煎じるか、茶さじ1杯の砂糖を飲用時に加えるのも良い。
その他の効能
咳止め作用
採集
夏の終わり頃に根を掘り取る。
利用方法
水で洗い日干しで乾燥させ、乾燥剤入りのビニール袋に保存します。
乾燥を早めるために、生のうちに薄切りにするか、細かく刻み日干しさせ乾燥させる。
以上がツリガネニンジンについてでした。
ニンジンにも様々な種類があり、効能も色々ありますね。
それらを色々知る事も楽しくなります。
上記の内容を基に有効活用して行きましょう。