高麗ニンジンの効能がこんなにも凄かった!
高麗ニンジンは日本ではあまり馴染みのない食材ですが、効能としては凄く高い事をご存じでしょうか。
中国や朝鮮半島では古くから強壮薬として重宝され、滋養強壮および料理の風味づけに利用され、料理にとって貴重な食材です。
高麗ニンジンは根が色白でやや太く枝分かれしています。
茎は高さ60cmほどまで成長し、頂に長い柄があり3~4葉を輪生する果実は扁円形で赤く熟し中に種子が2個入っています。
よく似ているチバニンジンは日本列島に自生しますが、根が地中で横に伸び節がたくさんあります。
高麗ニンジンとはまったく違った種類です。
高麗ニンジン
高麗ニンジン
高麗ニンジンとは
高麗ニンジンはウコギ科の多年草であり、根を薬として用います。
オタネニンジンとも呼ばれています。
中国東北と朝鮮半島に自生しており、多量栽培する強壮薬として、中国や朝鮮半島で特に良く用いられています。
日本では長野、福島、島根県などで栽培されています。
成分はパナセチン、パナクスサポニンなどであり、ニンジンエキスあるいはせんじ薬として使用されます。
効能
結核の薬として使用されていたほど薬の効果は高いです。
精神安定作用や胃腸の作用を活動的にする効果があります。
また、疲労・体力回復と老化防止の効果もあります。
免疫機能を補う
神農本草経に「身を軽くして寿命を延ばす」とされています。
東洋医学では体の構成成分を血・気・水で表し、血・気・水の量的状態を虚(きょ)といい、漢方では、その虚を補う効果が高いです。
現代医学では様々な免疫機能を補う大きな効用があります。
高麗ニンジンの実
活用方法
煎じて飲用すると疲労回復・体力回復と老化防止に有効
水600mリットルに高麗ニンジン5g~10gを入れ、弱火で半分の量まで煎じる。
この量を1日3回に分け、温めて空腹時に飲むと良い。
人参酒として飲用すると疲労回復・体力回復と老化防止に有効
疲労回復・体力回復には、ホワイトリカーに人参を漬け人参酒にし、就寝前に飲むと良い。
老化防止には、高麗人参100gに、ホワイトリカーを1.8リットルと氷砂糖200gを入れ、密閉し半年以上保存する。
これを1日に、2~3回に分け30~60mリットルずつ飲むと良い。
日本では、薬用としての使用方法が多いですが、スープなどに入れ煮込んだり、長野県では、天ぷらにして食べます。
以上が高麗ニンジンについてでした。
薬用として高い効能がある事に驚きました。
身体の健康や長寿のためにも、日々の生活に取り入れたいものですね。