赤ちゃんは泣くのが仕事!~夜泣き、癇の虫には!
赤ちゃんは泣くのが仕事とよくいわれます。
しかし、夜泣きして夜中に何回も起こされると、お母さんは睡眠不足になってしまいます。
夜泣きの程度は、ひどいものから軽いものまで個人差があります。
赤ちゃんに、夜ぐっすり眠ってもらうためには、昼間は散歩やピクニックなどに連れて出ることです。
そして、できるだけ遊ばせて、夜中は、その疲れた分まで、ぐっすり眠ってもらうといった、生活のリズムを作ることも大切です。
よく夜泣きする赤ちゃんは一般に、「癇の虫が騒ぐ」といわれています。
この原因は、なにかしらの興奮や不安があると、夜の睡眠にまで影響するといわれています。
このような癇の虫がいる赤ちゃんには、精神が安定するといわれている民間療法を用います。
また、夜泣きはしないが、神経質なタイプの子供にも、効果があるとされています。
ユリ根は神経症状の特効薬
ユリ根
神経症(ノイローゼ)にあたる病気を、「百合病」といわれるほど、ユリ根は神経症に効きます。
ユリ根の主成分は、良質のデンプン質で煮ると、すぐやわらかくなります。
そのうえ、味に癖がなく食べやすいので、離乳食を始めたばかりの赤ちゃんにも使えます。
ユリ根はきんとん状にして
ユリ根1個を蒸してつぶします。
離乳食を始めた赤ちゃんの場合には、1日2回茶さじ1~2杯ずつ、幼児の場合は、1/2個分食べさせます。
幼児以上の場合は、卵黄を加えたスープも
水カップ1杯にユリ根3個を入れ、一昼夜そのまま浸してから、火にかけて、水分が1/2量になるまで煮ます。
煮たものを裏ごしして、卵黄1個をほぐして加え、うすく塩味をつけてスープのでき上がりです。
これを1日2回に分けて飲ませます。
黒砂糖は寝つきが悪い子供に
黒砂糖
黒砂糖は、ミネラル分が豊富で、カルシウムもたっぷり含まれています。
カルシウムは、緊張を和らげたり神経を鎮める作用があります。
夜泣き、癇の虫の強い子には、白砂糖の代わりに精神安定作用の優れた、黒砂糖を用いるといいでしょう。
子供が寝つきがよくない、夜泣きをするという場合には、就寝前に牛乳に、黒砂糖を加えて温めて飲ませましょう。
癇の虫封じには卵
卵
古くに著された本である「食鑑」という書物には、卵は
「心を静め、癇をおさめ、
子供の疳疾(かんしつ)を治す」
と書かれています。
昔から癇の虫の食養法として、卵が用いられていたことがわかります。
卵には鎮静作用があるとされ、特に、卵黄には、筋肉や血液、骨などをつくる成分を補う効果があるといわれています。
よって卵は、癇が強い子供にはよい食べものです。
ただし、子供の体質によっては、アレルギーがでることがあるので注意が必要です。
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。