強精強壮・ストレス解消に、おすすめしたい食養法!
疲れて元気がでない、精力減退を感じる、などといったことは、成人の誰しもが、経験されているのではないでしょうか。
漢方では、精力減退は、腎気が不足して起こる「腎虚(じんきょ)」とみなします。
腎虚は腎臓の疾患だけでなく泌尿器や生殖器、ホルモン分泌機能、などの機能低下や、過労、ストレスなど精神的な要因によっても起こるとされてます。
よって、腎臓だけでなく肝機能も高め、血液の浄化や血の巡りをよくすることが大切です。
強精強壮に、おすすめしたい薬膳
スッポン
スッポンには、ビタミン類、特に若返りのビタミンといわれるEが、血液や内臓に多量に含まれています。
また、必須アミノ酸、ミネラルも豊富に含まれており、強精強壮には優れた食品といえます。
ゲンマイ
ゲンマイは、ビタミンB類やタンパク質、カルシウムなどが含まれ、栄養価の高い食品といわれています。
また、血液の浄化や血流を促進する作用があります。
ゲンマイ
キクラゲ
特に中国料理によく用いられる白キクラゲは、強壮効果が抜群といわれています。
ほかにも、ニンニク、ヤマノイモ、ゴマ、ダイズ、ゴボウ、エンドウマメ、ニンジン、ニラ、エビ、ウナギ、ドジョウ、ナマコ、肉類など。
ストレス解消に、おすすめしたい薬膳
春先になると、精神不安やストレスを訴える人が、多くみられるようです。
これは腎臓や肝臓と密接な関係があるとされています。
精神不安やストレス、神経衰弱、不眠などは精神病とは違い、神経症の一つと考えられています。
肝機能が失調すると、イライラや怒りっぽくなり、不眠の原因にもなるといわれています。
また、腎機能が弱まると、驚きや恐怖心、不安感などの感情が、多くあらわれてくるといわれています。
これらの症状の予防や治療には、肝臓や腎臓によい食品を選び、食養生すれば効果がみられるでしょう。
ユリ根
ユリ根は、不定愁訴や精神不安によく効くとされています。
中国の漢方古典書には、百合病(ひゃくごうびょう)はユリでなければ治らないと書かれています。
クルミ
クルミは、健忘症、神経衰弱、ヒステリー、不眠、多夢によく効くとされています。
このほか桂皮、龍眼、ミント、ラベンダーなども同様。
以上です。
少しでもお役にたてれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。