痛風!~プリン体の少ない食品とは!
ご覧いただきありがとうございます。
今回は「痛風について」のご案内です。
痛風は、昭和30年以降、食生活がよくなるにつれ、徐々に患者が増えはじめ、今ではよくみられる病気といわれています。
痛風という病気は、血液中の尿酸が異常に増加することにより、血管壁を刺激して激痛が起こります。
この痛風は、肥満タイプの中年男性や、酒豪家、美食家に多いようです。
また、この病気の原因は、遺伝によるものとか、プリン体は分解時に多量の尿酸をつくるので、プリン体の食べすぎによる、ともいわれています。
痛風の発作予防に
痛風による発作を伴うと、足の親指のつけ根あたりに突然、激痛が走ります。
たまに、手のひじや足首の関節がはれて、激痛が起こる場合もあります。
これらの発作は、数日で自然に治るといわれていますが、その原因である、高尿酸血症は治っていないので、ふたたび発作が起こります。
症状が進むにつれて、発作の間隔が短くなり慢性化してきます。
重症化すると、心臓病や腎臓病の原因にもなるので、痛風が起こってしまったら、早期の治療が大切です。
プリン体の少ない食品
痛風による発作を防ぐためには、なるべくプリン体の含有量の少ないものを、選んで食べる必要があります。
しかし、プリン体を多く含む動物性たんぱく質を、控えていると、たんぱく質の不足の原因にもなります。
一日分のプリン体の全摂取量は、150mg前後が目安となりますので、食品100gに対して、100mg以上のプリン体を含む食品は、食べすぎにならないよう注意が必要です。
お酒を飲むと、尿酸の排泄を低下させるといわれているので、アルコール類は控えた方がいいでしょう。
また、水分や糖質食品は、尿酸の排泄を促進するので十分摂るようにします。
ただし、太り気味の人は、糖質の摂りすぎに注意を。
食事は栄養バランスを考えて、なるべくプリン体の少ないものを食べましょう。
食品100gあたりの、プリン体含有量は次のとおりです。
プリン体が含まれる食品
〔100mg以上〕
〈肉類〉
肉エキス、牛・豚のレバーなど。
〈魚類〉
〔75mg~100mg〕
〈魚貝類〉
〔75mg以下〕
〈肉類〉
牛肉、豚肉、鶏肉など。
〈魚類〉
ウナギ、マグロ、アジ、キス、カニなど。
〈野菜類〉
ホウレンソウ、カリフラワー、アスパラガスなど。
〈豆類〉
エンドウマメ、アズキ、インゲンマメなど。
プリン体が含まれない、または微量の食品
〈穀類〉
ご飯、うどん、スパゲティ、小麦粉、トウモロコシなど。
〈野菜類〉
ニンジン、キャベツ、ハクサイ、カボチャ、ナス、カブ、コマツナ、トマトなど。
〈芋類〉
サツマイモ、ジャガイモ、サトイモなど。
〈乳製品〉
牛乳、バター、チーズなど。
〈油脂類〉
サラダ油など。
〈その他〉
コーヒー、ココア、卵など。
以上が「痛風」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。