排尿と尿に異常がある!~観察のポイント!その手当て!
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今回は「排尿と尿に異常がある-3」のご案内です。
尿の出方は病気によって、尿が出にくい、尿量が多い、尿量が少ない、尿を漏らすなどといった症状が起こります。
〔尿の出方で考えられる主な病気〕
「尿が出にくいとき」
前立腺ガン、膀胱の腫瘍、前立腺肥大症、尿道炎、尿道狭窄、淋病、外傷、フィラリア症など。
「尿の量が多いとき」
尿崩症、糖尿病、萎縮腎など。
「尿の量が少ないとき」
腎炎、心臓病、ネフローゼ症候群など。
「尿を漏らすとき」
前立腺肥大症、腹圧性尿失禁、脊髄・脳の病気などが考えられます。
排尿と尿に異常がある
観察のポイント
1.尿のにおいや色に変化はありますか
尿のにおいはどうか、尿に血液がまじっていないか、あるとすれば、排尿の初めだけか、終わりだけか、あるいは排尿中ずっと血液がでるのかなど。
2.尿の回数や量はどのように変化しましたか
昼と夜とでは回数や尿量に違いはあるか、また、排泄する一日の尿量に変化はあるか、ほかに尿がでにくくなったとか、喉が渇きやすくなったとか、過去に病気があったかなど。
3.他にどのような症状がありますか
発熱、腰痛、むくみ、貧血、発赤などの症状。
また、排尿時や排尿後に痛みはないかなど。
4.尿を漏らすことはありますか
いつからか、背中に外傷を受けたことがあるか、膀胱や卵巣などの手術の有無はどうかなど。
5.薬を服用していますか
服用中ならどういう種類の薬か。
尿の回数や量が多いときの手当て
1.用を足しやすいように配慮を
寝室はトイレの近くにするか、寝室で簡易トイレを用いるか、寝たままでも使える尿器を利用するなど。
2.水分の補給は気をつける
昼間は、医師の指示に従って、栄養分や水分補給を行います。
また、就寝前は水分を控えるようにします。
3.保温に心がける
寒いと排尿が近くなるので、寝室やトイレは温かくするよう努めます。
4.陰部は清潔に
排尿が多いと不潔になりやすいので、そのたびにお湯でふきます。
尿の出が悪いときの手当て
1.脱水状態の場合は水分補給を
下痢の症状や、高熱のために汗をかいて脱水状態になっているときには、尿量が少なくなります。
このような時は、水分補給がすぐできるように、近くに水やお茶を、置いておくとよいでしょう。
2.腎臓が悪いときは
一日の水分補給量と排尿量を正確にはかります。
以上が「排尿と尿に異常がある-3」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。