排尿と尿に異常がある!~その種類と原因 その2!
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利尿に効くウツボグサとカワラケツメイ(薬草)をご紹介します。
ウツボグサ(生薬名:夏枯草(カゴソウ))は日本じゅうどこでも、日当たりのよい路傍や野原などで見かける多年草。
塩化カリウム、ウルソール酸とその配糖体のプルネリンが含まれ、利尿を促進する作用があります。
夏に花穂が褐色になりかけたころを採取します。
花穂を日干しに。
利用法は、
水300~400mlに乾燥花穂10~15gを入れ、半量になるまで煎じます。
一日3回に分けて温かいうちに飲みます。
次はカワラケツメイです。
カワラケツメイは、マメ科の野草で、別名、山扁豆(さんぺんず)、イタチサザゲとも言われ、日当たりのよい川原や野山などに群生する一年草。
全草中に、フラボノール類やアントラキノン類を含み、利尿や緩下(便秘解消)に効きます。
8月ごろ、全草をとり刻んで、日干しにして乾燥させます。
利用法は、
水1000mlに、乾燥したもの6~10gをやかんに入れて、5分ほど煮立ててこします。
これをお茶代わりに飲みます。
健康茶の一種で、昔から弘法茶として愛飲されてきました。
飲用していると排尿もよくなり、便通もととのえてくれます。
今回は「排尿と尿に異常があるー2」のご案内です。
排尿と尿に異常がある
尿の異常・排尿障害の種類と原因
4.血尿
尿に血液がまじるものです。
普通は、健康な糸球体の毛細管壁は赤血球は通しません。
このため尿に血液がまじるということはありません。
尿に血液がまじるということは、糸球体になんらかの異常が発生して、赤血球を通してしまうか、あるいは、腎臓を出た尿が体外に排出されるまでの経路に、出血があって血液がまじるかのどちらかです。
5.糖尿
摂取した糖分が体の中で、上手に取り入れられずに、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が上がり、尿にまじる病気です。
6.タンパク尿
糸球体毛細管を出たタンパク質は、尿細管で再吸収されます。
このシステムに異常が起こるとタンパク尿となります。
7.混濁尿(こんだくにょう)
尿が乳白色になる乳糜尿(にゅうびにょう)はフィラリア(寄生虫の1種)によるもので、膿、塩類、細菌などがまじっていると尿が濁ります。
また、尿道炎、膀胱炎、腎盂炎(じんうえん)、腎結核などのときには膿尿となります。
8.排尿障害
これには2種類あります。
一つは尿失禁で、排尿反射の中枢である膀胱脊髄中枢が損傷を受けて、膀胱筋や排尿筋の緊張がなくなったり、排尿反射が起こらなかったりして、自分の意志とは無関係に尿が漏れてしまう場合です。
あるいは、膀胱に尿がたまっていながら、膀胱括約筋のケイレンや排尿筋のマヒ、異物による尿路の遮断、これらにより尿が出せない尿閉とがあります。
以上が「排尿と尿に異常があるー2」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。