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漢方医療の特色~このように煎じるとよい!その飲み方は?

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ご覧いただきありがとうございます。

今回は前回に引き続き「漢方について-7」のご案内です。

漢方薬の煎じ方・飲み方を次に記載します。

漢方薬を煎じる場合の容器は向き不向きがあります。

金属製は不向きで、土びんなどが向いています。

また、漢方薬の保存法ですが、生薬は、缶などに入れて保存しますが、保存中に虫がつく場合があります。

しかし、虫を取り除けば用いても大丈夫だそうです。

また、夏場になると、カビが生えやすくなります。

この場合は、日光に当てて再び乾燥させ、カビをもんで落とし、一、二度水で洗ってから使えば大丈夫だそうです。

ただし、1年以上経ったもので、香りを感じないものは、薬としての効果が期待できないので、捨てましょう。

 

 

漢方療法の特色

漢方薬の煎じ方・飲み方

土なべか土びんが理想的

煎じる場合の容器は、土鍋か土瓶が適しています。

アルマイトや瀬戸引きでもかまいません。

鉄や銅などの金属製は、化学変化を起こす場合があるので避けましょう。

土器類は濡れたまま火にかけると、割れることもあるので、よく底の水気を拭き取って、はじめは弱火で徐々に強めていくことが大切です。

アルマイトの場合は、必ず弱火でこつこつと時間をかけて、煎じるようにしましょう。

 

専用の薬袋を作っておくと便利

タバコの箱くらいの大きさのガーゼの袋を作り、少し長めの紐を付けます。

紐は容器の外に出したまま煎じ、煎じ終わったら紐を利用して引き上げます。

 

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煎じ方

容器に水600ml(約3合)と漢方薬一日分を袋に入れて蓋をし、ふきこぼれない程度の火力で、半量(300ml)になるまで(50~60分)煮つめます。

 

●子供の場合の生薬の量は大人の、

赤ちゃん:1/4、

5才前後:1/3、

10才前後:1/2程度と

覚えておくとよいでしょう。

 

●急ぐあまりに、強火で煮立てたり、初めからお湯を使うのはよくありません。

 

●原則として容器は蓋をします。
ふきこぼれそうな場合には、蓋を半開きにして、ふきこぼれを防ぎます。
これは有効成分が逃げ出すのを避けるためです。

 

●水が半量まで煮詰まったら、煎じ液をよく濾して別の容器に入れます。

 

飲み方

一日分300mlを100mlずつ3回に分け、毎食前30分~1時間に、温めて飲みます。

昼間会社などに勤めている場合は、朝夕2回に分けて飲んでもよいでしょう。

 

●めんどうくさいからといって、何日分もまとめて煎じたり、まとめて飲むことは控えなくてはいけません。

その日に飲む分だけを、その日に煎じるのが原則です。

 

●夏は冷蔵庫か涼しい場所に、保存することが望ましいのですが、飲むときは少し温めるとよいでしょう。

 

●温めて飲むのが原則ですが、吐血、鼻血、喀血などがあるときや、吐きけが酷いときは、冷ましてから飲みます。

 

以上が「漢方について-7」でした。

少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。