耳鳴り!なんだって!耳に虫が入ったって?
ご覧いただきありがとうございます。
今回は「耳鳴りがする」のご案内です。
寝違えやムチ打ち症などで頸椎を傷め、後頸部から後頭部にかけてうっ血する場合があります。
そのまま放っておくと、耳鳴りや頭痛、肩こりなどの原因になることも少なくありません。
漢方療法としては、うっ血を治す場合は桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)を、首の緊張を取る場合には、葛根湯(かっこんとう)を用います。
また、薬物の投与と同時に、タオルを首に軽く巻いて休むと、首の緊張がとれて楽になります。
強風の場合には、風が直接あたらないように、マフラーやスカーフなどで、風を遮ることも大切です。
耳鳴りがする
耳鳴りと病気
耳垢栓塞(じこうせんそく)といって、耳あかが鼓膜にまでたまって、耳穴を完全に塞いでしまった場合には、難聴感があり低音性(ボー)の耳鳴りがすることがあります。
この疾患は子供に多くみられます。
外耳に虫などの小さな物が、入ったままになっているときにも、同様の症状があらわれます。
また、鼻やのどの炎症やカゼをひいたりすると、耳の穴に栓をしたような感じになり、難聴や耳鳴りを起こしたり、自分の声が大きく響いたりすることがあります。
これにも個人差はありますが、カナマイシンやストレプトマイシンなどの注射を受けると、内耳が侵されて難聴や耳鳴りが、起こる場合があります。
また、高齢になるに従い難聴が進み、耳鳴り(セミの声、ミーン)を起こすこともあります。
大きな音(80ホン以上)を連続的に聞いていると、難聴になって、耳鳴りが起こることがあります。
観察のポイント
1.耳鳴りのする場所はどこですか
頭の中か、回りか、耳の下か。
2.どのような耳鳴りですか
時々か連続しているのか、キンキンと鳴るのか、ガーンと鳴るのかなど、音の質を確認する。
3.頭部の外傷や血圧の異常はないか
耳鳴りの手当て
1.耳あかが外耳道(耳穴)を完全に塞いでいるとき
子供の外耳道は傷つきやすいため、耳かきは使わず、必ず綿棒を使って、奥には押し込まないように注意します。
2.虫が耳の穴に入ったときは
よく、光を当てればよいといわれますが、逆効果もありうるので、ただちに病院での受診をお勧めします。
3.その他の耳鳴りがする場合
その他の耳鳴りの場合は、病気が原因ということもあるので、医師に相談しましょう。
以上が「耳鳴りがする」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。