クズ 葛(葛根)の効能・効果「急性腸炎」どんな花?栽培方法
クズの根は、お腹を壊しやすい人によく効くそうです。
漢方生薬としては、乾燥させたものが有名で、葛根(かっこん)と呼ばれています。
また、よく知られた葛根湯(かっこんとう)の主成分の一つでもあり、風邪の漢方薬として、熱を取る薬効も優れていてよく利用されています。
風邪をひき、発熱して下痢の時には、クズ粉を湯に溶いて飲むと特に効果があるようです。
クズの根から取れるデンプンはお菓子の原料や、くず湯としても親しまれています。
クズ
効能
【急性腸炎】
クズの根は炎症性の下痢に、くず湯は下痢止めに有効です。
秋から冬にかけてクズの根を掘り出し、水でよく洗い、根の皮を取り除き、日干しにして乾燥させたものです。
効能1
鎮痛作用、解熱作用があり、腸の熱を取り去って、下痢を止めます。
かぜをひいたときの下痢にもよく効きます。
また、胃腸に熱がある下痢は、臭いが強くなります。
たとえ熱がなくても強い臭いの時にはよく効きます。
クズの根を用いた利用法
利用法1-1
クズの根を煎じて飲む
水400mlに乾燥させたクズの根8~10gを入れ、弱火で半分の量になるまで煎じます。
これを1日分として3回に分けて、温めて飲みます。
クズ粉を用いた利用法
利用法1-2
クズ湯で飲む
クズ粉(クズデンプン)30gをカップ1杯の熱湯に入れて、よくかき混ぜて飲みます。
利用法1-3
水1カップに、クズ粉大さじ1を加えてよく溶きます。
それを火にかけて、混ぜながら透明になるまで加熱します。
下痢の時は砂糖を加えず、梅干しを少々入れて食べます。
クズの栽培方法
1.種子から苗に育てて他に移植する方法。
4~6月に種をまき、冬から春にかけて移植する。
2.つるが土面に接している節から出た根を掘って移植する方法。
3.つるの一部を切り取ってさし木にする方法などがあります。2~4月頃に行う。
栽植の密度は栽培の目的によって変わるが、株の間隔は1.2~3mくらいで、あぜの幅は3~9mにすれば、1ha当たりの苗数は362~2723本くらいになります。
以上がクズ根を利用した「急性腸炎」の改善方法「クズの栽培方法」でした。
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