タンポポ(蒲公英 ホコウエイ)の花言葉は?効能あるの?あのタンポポに?
「真心の愛」「愛の神託」「神のお告げ」「別離」
「思わせぶり」です。
タンポポの根を乾燥させた物(生薬名:〈蒲公英 ホコウエイ〉)は、漢方として利用されています。
「蒲公英湯 (ホコウエイトウ)」という漢方処方がありますが、これは蒲公英を主薬とした乳汁分泌を催す薬です。
江戸時代後期の医学書『方輿輗(ホウヨゲイ)』には「通乳の方多しと言えども、恐らくは蒲公英湯の右に出づる者なし」と絶賛されているくらいです。
その他にも食用や色々な効能があるのでご紹介します。
タンポポ
タンポポとは
キク科の多年草で全国至る所に自生します。
根は深く地中に入り、根際から多くの根出葉を広げます。
葉は先端の鈍いヘラ形で、縁は不規則に歯状に欠刻するか羽状に深く切れ、裂片は逆向きになります。
葉形や縁の形には非常に変化が多いです。
春から夏にかけて、中空の花茎を出し、頂に1個の頭状花を付けます。
頭状花は全部舌状花で、普通は黄色ですが、淡黄色の物もあります。
果実には細い突起と溝があり、上部は長い口ばし状に伸びて、その頂に白色の冠毛が傘形に着き風に乗って散布する。
葉は茹でて食用とします。
根は薬用になりますが、細かく切って火で焦がした物はコーヒーの代用になります。
タンポポの類は種類が非常に多いので区別は困難です。
昔、単にタンポポと考えられた物も、今では数種類に区別される様になりました。
真のタンポポは原産地が関東以北で、平地生の物でも関東方面の物はカントウタンポポ、関西方面の物はカンサイタンポポといわれます。
花の白色で葉が立つ物はシロバナタンポポといわれ、関東地方では少ないが、関西以西では普通です。
近年、都会地付近に見られるタンポポはヨーロッパから帰化したセイヨウタンポポが普通です。
タンポポやその近似種に似ていますが、頭花の総包片の下方の物が常に強く外側に反曲するので、簡単に区別する事ができます。
効能1
健胃・胃腸病
利用法1
乾燥した根5~10gを、水600mlで3分の2の量になるまで煎じ、1日3回に分け空腹時に飲用する。
効能2
腫れ物
利用法2
葉や茎をすり潰して、患部に付ける。
効能3
母乳不足
利用法3
葉を茹でて食べる。
効能4
むくみ
利用法4
軽い内は、サラダや和え物にする
むくみやすい人は普段からタンポポの葉をサラダにしたり、お浸しや和え物にして食べると良い。
ただし、できるだけ薄味にして、ドレッシングや醤油はほんの少し使用するだけにする。
むくみが強い時は、葉か根を煎じて飲用する
根や乾燥させた葉10g、生葉なら30gを、水600mlで半分の量になるまで煎じた物を1日分として、1日に3回、空腹時に飲用する。
効能5
おでき
利用法5
患部に貼る、全草や根を煎じて飲用する
葉と茎と根をすりおろして、患部に貼る。
それと同時に、根10gを、水600mlで半分の量になるまで煎じて飲用すると、さらに効果的。
効能6
慢性肝炎・乳の出を良くする特効薬
利用法6
全草や根を煎じて飲用する
全草を使用する場合は10gを、水600mlで半分の量になるまで煎じ、1日3回に分け、その煎じ汁を飲用する。
根の場合は4~7gを、水600mlで半分の量になるまで煎じ、1日3回に分け、その煎じ汁を温めて飲用する。
採集
薬用には花を開く前に葉および根を掘って取ります。
保存法
洗ってから、刻んで日干しにし、乾燥させます。
以上がタンポポについてのご案内でした。
タンポポは名も有名で特徴も沢山あり、さらに、色々な効能と利用法がありますね。
身近ないたる所に自生している植物なので、ぜひ活用したいですね。