クズ 葛(葛根)の効能・効果「肩こり・首のこり」秋の七草
みなさんもご存じの通り、クズはマメ科に属し「秋の七草」の一つです。
春の七草は7種の菜(な)を入れたかゆを食べ幸福と健康、長寿を祈るのに対し秋の七草は見て楽しむもののようです。
クズの花は夏から秋にかけて房状の赤紫色の花をつけます。
漢方では「葛花解醒湯(かつかかいせいとう)」と呼ばれています。
そのクズの根からとれるくず粉を食料に用いるほか、効能もありますので次にその効能をご紹介します。
クズ
クズの根は
乾燥させたものが、葛根(かっこん)と呼ばれており漢方生薬として有名です。
葉は大きな葉柄をもった小葉からなり、栄養が豊富で、生草または乾燥させて家畜の飼料にされます。
つるは成長すると6m~10mにも達します。
つるの節が土面に接していると、その節から新しく根が生えて成長し、おおよそ2年後には通常の状態になり、旧根と新根の間のつるは枯死して、もとのつるから離れたところで育ちます。
秋になると葉腋(ようえき)に大きな総状花序を生じて、結実し扁平なさやを結びます。
さやの中に2~3の小さな種子を蔵しており、硬実な種子が多いため、種子を傷をつけてからまけば発芽を促進します。
クズ
効能1
【肩こり・首のこり】
この処方は肩こりや首のこりのときによく使われる、生薬の一つで葛根(クズの根)は、首すじや肩のこりの初期によく効果があります。
クズの根を用いた利用法
利用法1-1
クズの根を煎じて飲む
クズの根が手に入ったときは、根をよく洗い輪切りにして、日干しにしてよく乾燥させておきます。
手に入らないときは、漢方専門店で購入します。
水600mlに乾燥させたクズの根15gを入れ、弱火で半分の量になるまで煎じます。
これを1日分として3回に分けて、空腹時に飲みます。
利用法1-2
葛根(クズの根)を利用した、処方には漢方薬でいう葛根湯(カッコントウ)があります。
漢方専門店で購入します。
これは食間に、お白湯で飲みます。
1日2回~3回が目安です。
以上がクズ根を利用した「肩こり・首のこり」の改善方法でした。
次回も「クズの効能」についてご案内する予定です。
ご覧いただけたら幸いです。