サンシュユ(山茱萸)の花言葉とは?効能 効果は?
「持続」「強健」「気丈な愛」「耐久」「成熟した精神」です。
シュユはグミの事で、果実の種を取り除き乾かした物を生薬名で〈山茱萸(サンシュユ)〉と呼んでおり、解熱強壮薬などに用います。
春に早く開花するため、庭木として鑑賞し、生け花などに使用されます。
和名は山茱萸から付いた物ですが、中国の古い文献に載っている山茱萸が何を指すかは不明です。
サンシュユは色々な効能・効果がありますので、ご紹介します。
サンシュユ
サンシュユとは
原産地は中国で早春に黄色い花が枝先に球状に集まって咲く、ミズキ科の落葉高木です。
幹の薄い外皮が剥げ易く、高さは約5mに伸び、小枝が対生して良く茂ります。
葉は長さ6~12cmで対生し、長い卵形で先が尖り、表面には小枝と共に丁字形の伏毛がありますが、裏面には弓形に平行する6~7本の支脈の腋(えき)に黄褐色の毛叢(もうそう)があります。
花は黄色で葉に先立って開き、花序は球形で径約2cm、花弁は披針形で平開し4枚、4本の雄しべと1本の雌しべがあります。
果実は長さ約1.5cmの長楕円形で、秋に紅色に成熟し、中に堅い種があります。
効能 効果
効能1
疲労回復・滋養・強壮・頻尿・精神安定
利用法1
薬酒として飲用
乾燥させた果実100g、または、生の果実の種子を取った物300g、グラニュー糖50gにホワイトリカー1.8 lを注ぎ、2~3カ月後に濾(こ)す。
それを20~30mlを1日3回飲用する。
効能2
中耳炎
利用法2
サンシュユの種子を除いた物3個を、水400mlで半分の量になるまで煎じ、これを1日3回に分け、空腹時に飲用する。
中耳炎になり易い人に予防効果があるので、普段飲み続けると良い。
新陳代謝を活発にし、抵抗力を高める働きがある。
効能3
耳鳴り
利用法3
生食
生のサンシュユが手に入る様でしたら、サンシュユの実の種子を除き、毎日2~4個食べる。
乾燥させた実を煎じる
乾燥したサンシュユの実(漢方専門薬局で入手できる)10~15個を、水600ml半分の量になるまで煎じ、お茶の代わりに飲用する。
薬酒を作る
サンシュユ酒も効果的。
サンシュユの実100gにホワイトリカー1lに漬け、約1カ月間冷暗所に保管しておく。
これを盃に1杯、朝と夕方に飲用する。
その他の効能
収れん作用により尿が近い人や脚気も治します。
補腎の作用により腎機能の低下、お年寄りで原因不明の耳鳴りに効果があります。
漢方薬「八味地黄丸」の効能
耳鳴り、お年寄りの腰痛、夜間にトイレの回数が多い人に効果的。
採集
夏~秋に赤く成熟した実を取ります。
保存法
採取した実を熱湯にしばらく浸した後、ざるに上げ、半乾きになったら種子を取り出し、果肉だけを日干しにして乾燥させる。
以上がサンシュユについてのご紹介でした。