シダ植物のノキシノブ(瓦韋) どんな植物?効能は?
おはようございます、今日も見て頂きありがとうございます。
最近色々な植物を見ていると、薬草になるかどうかが毎日気になるこの頃です。
ノキシノブという植物は最近都会ではあまり見かけませんが、田舎の古い茅葺(かやぶき)屋根の上や、森の古木に苔が生えた枝や野山の日陰などに生えている所を良く見かけました。
鑑賞用には向かない?植物で、その頃は雑草で利用価値がないと思っていましたが、薬草として効能があり利用できる事を知りましたので、ここでノキシノブ(瓦韋)についてご紹介します。
ノキシノブ
ノキシノブ(瓦韋)とは
木や岩の上、軒先などに自生するウラボシ科の常緑のシダです。
日本列島、中国大陸、朝鮮半島、台湾、インドシナ、フィリピンに分布します。
花は着けず、果実も結びません。
シダの仲間で、葉の裏の胞子で繁殖します。
根茎には暗褐色の鱗片が密生して長く横に這う、接近して葉を着ける。
葉は長さ10~30cm、幅5~15cm、線形または広線形で革質、中央に太い1本の脈があり先が尖り、基部が細まり、少し太く短い柄があります。
胞子嚢群(ほうしのうぐん)は円形で黄色く、葉の上半部の中脈と端の中間に2列に並んでいます。
和名のノキシノブは〈軒シノブ〉を意味しており、屋根の端に生えるためであり、また胞子嚢群を着けた形からヤツメラン(八つ目ラン)の名や葉が冬も枯れずに緑を保ち、長く生育するためイツマデグサまたは、マツの木に着くためマツフウランなどの別名があります。
効能1
むくみ
利用法1
良く乾燥した全草2~4gを、水600mlで3分の2の量になるまで煎じ、1日3回に分けて服用します。
効能2
おでき
利用法2
乾燥した全草を刻んで瓶に入れ、ごま油を加え浸し、2カ月置いた物を作っておき、患部に塗る。
採集
全草を随時採取します。
保存法
採取した物を水洗いしてから陰干しにし乾燥させる。
以上がノキシノブについてのご案内でした。
むくみやおできのある方で、お悩みの方ははぜひ試して頂きたいですね。