冷え、のぼせ!~にはこれらをおすすめします!
冷え性は、からだが寒いという感覚よりも、むしろ身体が温まりにくく、手足が冷えるといった症状です。
この症状は女性に多くみられ、肩こり、頭痛、腰痛、めまい、イライラ、のぼせなど、不快な症状を伴うことが少なくありません。
冷え性やのぼせの明確な原因は、まだ究明されていないといわれています。
この冷え性は、思春期や更年期の女性に多いことから、自立神経の失調や性ホルモンが関係しているのではないかといわれています。
冷えやのぼせは、民間薬で改善できるとされています。
しかし、動脈血栓症、レイノー病、バージャ病(特発性脱疽 ダッソ)、などといった病気による冷えは、病気を治す必要があります。
ニンジンは、冷え、のぼせによく効く野菜
ニンジン
ニンジンには、体内でビタミンAに変えてくれる作用がある、カロテノイドの一つである、カロチンという栄養素が豊富に含まれています。
中国では、ニンジンは、冷え、のぼせを治し、眼精疲労、夜盲症などにも有効な野菜として広く知られています。
中国の古い(明の時代)薬物書「本草綱目」には、
「のぼせを下げ、中を補い、胸部および胃腸の働きを促し、五臓を案じ、食欲を増進し、益有りて損することなし」
と書かれています。
また、中国の古い医学書「医林サン要」には、
「腎と命門を潤し、元気を盛んにし、下腹部を温め、寒と温邪を除く」
と記されています。
ニンジンをすりおろして
温かいご飯の上に、すりおろしたニンジン(大さじ1)に、少々のしょうゆを加えたもの、をのせて1日1回食べます。
搗(つ)き汁
ニンジン(500g)を搗いて潰しその汁を取ります。
汁にハチミツを少々加えて飲みます。
のぼせが強いときや、のぼせがとれないときに効果があります。
やせて冷え性の人にはゴマを
ゴマ
ゴマは、ビタミンEを豊富に含んでおり、冷え性によく効くとされている食べものの一つです。
ビタミンEは、冷え性のほか、高血圧症にも効果があります。
また、中性脂肪の除去、末梢血行障害の改善、心臓病の予防、美肌効果などにも効果が期待できます。
中国の古い(明の時代)薬物書「神農本草経」には、
「身体が弱ってやせて疲れやすいものを補い、肌を滑らかにし、脳の重く寒がりたるを治す」
と書かれています。
炒りゴマとハチミツで
この療法は、やせて体力に自信がなく、冷え、のぼせ、頭痛、めまいなどがある人におすすめです。
①同量の炒ったゴマとクルミを、すり鉢で粉末にします。
②粉末にハチミツを適宜加えて混ぜます。
③これを毎日2回、大さじ2ずつ食べます。
虚弱体質の改善に効果があるとされています。
以上です。
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