ツボ刺激!やりたくなる!?~身近にある物でおこなう方法
ご覧いただきありがとうございます。
前回までは、手指を使った家庭でできる、ツボの指圧やマッサージについてのご案内でしたが、今回は身近にある物を利用して行う、ツボ刺激の方法についてです。
前回までとは違ったやり方で①~⑥の方法がありますので、みなさんも参考にされてはいかがでしょうか。
鍼は特殊な技術が必要ですが、それに比べてこの方法は誰にでも簡単にできると思います。
お休みを利用して、ご家族の方にやっていただいたら良いのではないでしょうか。
家庭でできるツボ刺激
身の回りの品で行う方法
①蒸しタオルであたためる
疲れやこり、冷えのある部分を蒸しタオルなどで温める方法です。
やけどしない程度の熱い湯にタオルを浸して、固く絞ってから体の部分に当てます。
血液の流れがよくなり、気分もスッキリします。
②氷で冷やす(冷灸)
氷をビニール袋などに入れて、ツボを冷やします。
ツボを冷やすとその刺激でツボの周りの血管や筋肉が収縮しますが、その後、筋肉の緊張がほぐれて血管が広がり、こりや急性の痛みを和らげます。
③つまようじでつつく
つまようじを輪ゴムで10本ほど束ねて、つまようじの太い部分、または先の部分を使って、ツボをつついて刺激する方法です。
つまようじの代わりに、マッチ棒の頭の方を使用しても良いでしょう。
多少”痛いと感じる”程度につつくと効果的です。
④青竹を踏む
土踏まずのまん中には、湧泉(ゆうせん)というツボがあり、生命の泉が湧くといわれているくらいですから、足の裏を刺激すると活力が増加し、体調をととのえるのに効果があります。
半分に割った竹の上に乗り、背筋を伸ばした正しい姿勢でももを高く上げ、70~75回(1分間)足踏みします。
イスや机につかまって足踏みすると楽にできます。
⑤米粒や仁丹を貼る
米粒や仁丹をツボに当てて絆創膏などで貼ります。
これは、ツボ刺激を持続させるための方法です。
この方法は、度々貼りかえないと効き目が弱まります。
また、磁気おびた特殊な金属など、これを利用した健康用具が販売されています。
腰痛、慢性の頭痛、せきなどに効きます。
⑥ヘアドライヤーで温風刺激
ツボを温風刺激すると鎮痛に効果があります。
また、弱い風圧による温風刺激は、マッサージを軽くしたのと同様の効き目があります。
心地よいと感じる温かさの熱風を、こりや痛みがある場所に5~10分ほど送風します。
この方法は、神経痛の治療などに良く使われる方法です。
以上が「ツボ刺激!やりたくなる!?~身近にある物でおこなう方法」についてのご案内でした。
次回は、家庭でできるツボ刺激の灸のすえ方をご案内する予定です。
ぜひ、ご覧ください。