ツボ刺激!家庭でできるお灸治療!その方法とは!?その1
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前回までは、家庭で手軽にできるできるツボ刺激について、色々な方法をご案内しましたが、今回は、家庭でできる灸のすえ方についてのご案内です。
皆さんもご存知の通り、ツボ刺激には手指を使う方法やハリ、灸を利用する治療法などがありますが、その中でもハリ治療は特殊な技術が必要です。
それに比べて灸治療は、初心者の方でもわりと手軽にできるのではないでしょうか。
家庭でできるツボ刺激
灸のすえ方
灸治療は、温熱の刺激効果をツボに当て治療するもので、古くから一般の家庭でも民間療法として広く行われてきました。
ハリ治療は特殊な技術が必要ですが、灸治療は初心者でも手軽に行えますから、この灸治療はぜひおすすめしたい治療法です。
もぐさの選び方
灸治療を家庭で行う場合は、薬局などで販売されている、もぐさを利用すれば便利です。
もぐさは、大、中、小の3種類があり、その形も円柱形にととのえられていますが、中か小を選ばれると良いでしょう。
また、散りもぐさという密度のこまかいものもあり、これは、もぐさをバラバラにほぐしたまま包装したものです。
有痕灸 ユウコンキュウ(透熱灸 トウネツキュウ)
灸は、ツボにすえることが最も効果的で、直接皮膚にすえる有痕灸とあとが残らない無痕灸(むこんきゅう)、知熱灸(ちねつきゅう)の方法があります。
最も一般的な方法は有痕灸で、透熱灸ともいわれています。
この方法は、症状に応じてツボを決め、米粒程のもぐさを7ヵ所に3回(3壮)以上すえる方法をいいます。
もぐさが燃えても少し熱い程度で、跡が付くことはありません。
灸のすえ方
もぐさをひねってピラミッド形にしてツボ上に置きます。
置きにくいときは、もぐさの下面を水かアルコールで湿らせると置きやすくなります。
もぐさに線香で火を着けたら、線香は回しながら離して線香を持たない手で素早く、中指と人さし指で、灸をすえた所を挟むようにして軽く押さえます。
このようにすると、熱さが和らぎ効き目も増します。
もぐさが燃え尽きて火が消えたら、燃えかすは筆やハケなどで軽く払いのけ、2回目からも同様に行います。
最後の、もぐさの燃えかすは、払いのけずにそのまま指で押しつけておくと良いでしょう。
もし皮膚に火ぶくれが出来たら、もぐさが十分に加熱されなかった証拠です。
火ぶくれは、消毒した針で水を出して、その後も灸を続けてください。
以上が「ツボ刺激!家庭でできるお灸治療!その方法とは!?その1」についてのご案内でした。
次回も引き続いて家庭でできるツボ刺激の灸のすえ方についてのご案内です。
参考になれば幸いです。