イチジク(無花果)花言葉~効能があるって?おいしいだけじゃなかった!
ご覧いただきありがとうございます。
今回は、「イチジク」についてのご案内です。
生薬名は「無花果(むかか)」といいます。
イチジクはクワ科イチジク属の落葉木で、葉は大きな手のひら状で厚く、3~5裂になります。
6月頃になると、葉の付け根に花のうをつけ、これが肥大化して熟すと果実になります。
その果実は不老長寿の果実とも呼ばれていて、果糖、ブドウ糖、クエン酸、ショ糖、コハク酸などの栄養分を豊富に含んでいます。
健胃、解毒、はれ消し、腸を清めるなどの効能があり、腸炎、痔、便秘、下痢などの治療に用いられています。
花言葉は「実りある恋」「子宝に恵まれる」「証明」です。
イチジクとは
イチジクの原産地はアラビア南部と小アジアの二つの説があります。
地中海沿岸地方では、古くから広く栽培されていたとの記録があるそうです。
現在では世界中に分布しており、その品種は100種以上もあります。
日本には、寛永年間(1624年~1645年)に、中国から長崎へ渡って来たのが最初で、明治以後になって新洋種が輸入されて来ました、現在、日本ではその品種は10種以上あるといわれています。
温暖で水辺の水はけの良い土壌を好み、葉は大きく枝ぶりは不規則であらく、枝葉を切るとゴム質、タンパク質などを含む白色の乳液が出ます。
この乳液は回虫の駆除や痔(じ)に効くとされています。
効能と利用法-1
効能1
高血圧症
利用法1
水400mlに乾燥葉10gを入れ、2/3量になるまで煎じてその汁を飲用する。(1日3回)
空腹時に服用する。
・葉には、血圧降下作用のある成分が含有。
効能2
痔
利用法2-1
生イチジクを2~3個毎日食べる。
・食べ続けると便通がスムーズになります。
利用法2-2
水400mlに乾燥果実2~3個を入れ、1/2量になるまで煎じてその汁をこして飲用する。
温かいうちに服用する。
利用法2-3
イボや痛みがあるときには、実や葉を取ったときに出る白い汁を患部に塗ります。
利用法2-4
水1リットルに乾燥葉10枚を細かく切って詰めた布袋を入れ1/2量になるまで煎じます。
その煎じ汁と布袋を湯船に入れて浴剤にします。
・痛むときには、煎じ汁をガーゼに浸して患部を洗う方法や、煎じ汁を倍にうすめて腰湯に用いる方法などがあります。
効能3
二日酔い
効能3-1
胃がムカつくき不快感があるとき、下痢のとき。
利用法3-1
実を1~2個食べる。
効能4
水虫
利用法4
汁を患部につける
・熟す前の若い実を採取し、潰して汁をとる。
葉や実から出る白い汁でも効果は同様です。
以上が「イチジク」についてのご案内でした。
参考になれば幸いです。
次回も「イチジクの効能」などについてご案内する予定です。