クコ(枸杞葉 クコヨウ・枸杞子 クコシ・地骨皮 ジコツピ)の効能と花言葉 その1
クコの花言葉は「お互いに忘れよう」です。
生薬名は「枸杞葉 クコヨウ」「枸杞子 クコシ」「地骨皮 ジコツピ」です。
昔から漢方薬や民間薬に広く用いられています。
クコの果実の常用量9~15gで、煮物、炒め物、スープ、サラダ、薬用酒などに用います。
肝腎を補養し、頭暈(ずうん)、めまい、かすれ目、強壮、血糖降下などに有効です。
クコ酒の原料で、根皮は「地骨皮 ジコツピ」と称し、解熱薬に用います。
クコには、とてもたくさんの効能があります。
これからその効能をご案内して行きますよ。
クコの実
クコとは
野原や川岸などに自生するナス科の落葉小低木です。
高さは1~2mで、枝は細く灰白色で、長く伸びて垂れる事もあり、時には小さい刺のある事もあります。
葉の質は柔らかく楕円形で、下部は細くなって柄になります。
互生しますが、対生に見える程相接しています。
夏に葉腋(ようえき)から細い花柄上に花を出します。
淡紫色の小花で、花冠は深く5裂し、ナスの花を小さくした感じの花です。
果実は楕円形の液果で、赤く成熟し光沢が良いです。
原産地は日本全土の他、朝鮮、中国に自生します。
若葉は食用となり、飯に炊き込んだ物を〈クコめし〉といいます。
葉や根皮は乾かして解熱剤に用いられます。
また、若葉を乾かして茶の代用とした〈クコ茶〉、果実を酒に浸けた〈クコ酒〉は、古来強壮剤として用いられていますが、クコ酒は1963年にその一般家庭での製造が許可されて以来、ホームリカーの一つとしても広く愛用されるようになりました。
主成分
ベタイン
効能1
動脈硬化の予防
利用法1
乾燥させた一つまみの葉に熱湯を注いで、クコ茶としてお茶の代わりに飲用する。
効能2
高血圧症
利用法2
乾燥したクコの葉5~10gを、水600mlで3分の2の量になるまで煎じて、1日3回に分けて服用する。
効能3
強壮剤
利用法3
クコの実500gを、35パーセントの焼酎(しょうちゅう)1.8リットルに入れ、ショ糖、ブドウ糖あるいはハチミツ300~800gを加え、2~3ヵ月置きます。
それを毎日盃1杯飲用する。
採集
果実と根の皮は秋に、葉は夏の盛りに採取します。
保存法
日干しにして乾燥させます。
クコ茶は若葉を日干しにして乾燥させます。
以上がクコについてのご案内でした。
クコめし・クコ茶・クコ酒など色々な利用法がありますね。
ぜひ、活用してくださいね。
クコの効能はまだまだあります。
クコの効能「その2」でもご案内しますのでご覧になって、活用してくださいね。