二日酔い!~これらが効く!
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今回は「二日酔いには」のご案内です。
お酒を飲みすぎて、翌日まで頭痛、吐きけ、めまいなどの症状が残ることを二日酔いといいますが、お酒を飲まれる方の多くが、この不快な経験をされているのではないでしょうか。
アルコールは飲むと、胃や腸から吸収され、肝臓で水と炭酸ガスに分解処理されますが、この処理能力には限界があります。
アルコールを飲みすぎると、分解処理の過程で発生する、アセトアルデヒドという物質が血中に増え、不快な症状があらわれてきます。
これが悪酔いといわれるものです。
この症状が翌日まで残る場合が、二日酔いというわけです。
これを防ぐためには、お酒は適量が一番ですが、ついつい深酒をして、二日酔いになってしまったら、ビタミンBやCの多い天然のジュースや、冷たい水をたくさん飲むと症状がやわらぎます。
二日酔いには迎え酒が一番と聞いたことがあります。
しかし、これは一時的に不快が解消されるだけで、肝臓のためには、よくないので迎え酒は厳禁ですね。
次に二日酔いに効く食物療法をご紹介します。
酔いざましのデザート
柿
柿はおいしいだけでなく、酔いざましの効果もあることでよく知られています。
そのほかにも、せき、吐血、熱によるのどの渇き、などに効果があるといわれています。
また、中国の研究結果でも、柿には血液中のエチルアルコールの酸化を、促進する作用があることを証していますし、中国の「名医別録」(古い医学書)には
「よく熟してやわらかくなった柿は、酒熱の毒を解き、口の渇きを止める。胃の熱を抑える」
と記されています。
このことから、お酒を飲みすぎたと思ったら、飲んだあとに柿を食べておくと二日酔いが予防できます。
ただし、柿は体を冷やす作用も強いので、下痢を起こしやすい人は、多食に注意しましょう。
大根、ショウガ、シソの葉
すりおろし大根に、すりおろしたショウガを加え、しょうゆで味をつけて食べると、二日酔いの症状をやわらげてくれます。
また、刻んだシソの葉を煎じて、すりおろしたショウガの汁を加えて飲むと、二日酔いの頭痛や吐きけなどによく効きます。
以上が「二日酔いには」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
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水虫!これらが効く!
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今回は「水虫」のご案内です。
水虫は、治りにくいやっかいな症状の一つで、治す薬がないとまでいわれています。
この水虫の症状は、毛瘡菌(もうそうきん)や、惺紅色菌(せいこうしょくきん)など、菌の感染が原因です。
これらの菌が足以外に感染し、その部分を不潔にしていると、しらくもや、たむし、などの皮膚病に。また、蒸して汗をかきやすい靴を長時間はいていると、水虫が起こりやすくなるといわれています。
靴は、むれにくいものを選び、足を清潔にするなど心がけましょう。
症状がひどくなると、なおさら治療が困難になります。
そして、殺菌力のある身近な食品や薬草、民間薬などを用いて軽症のうちに治したいものです。
薬効が期待できる
ニンニク
カゼの予防やアトピー性皮膚炎に、効果があるとされているニンニクは、水虫の治療にも好結果が見られたようです。
また、食べると、体の抵抗力を高めてくれるので、体力の弱い人や水虫で悩んでいる人は、日常的に、ニンニクを利用されてはいかがでしょう。
外用にはすりおろした汁を
ニンニクをおろし金ですりおろして、この絞り汁をよく洗った患部にすり込みます。
水虫の症状が改善します。
殺菌剤として
酢
腐敗を防止すためによく使われる酢は、殺菌力があることで、昔からよく知られていますが、水虫の菌にも効果があるといわれています。
殺菌効果があるといわれる酢は、昔からの製造方法で穀物から造られた天然の醸造酢です。
合成酢は効果がないといわれています。
酢の足湯を
酢を2倍にうすめたお湯のなかに、患部を10分ほど浸けます。
その後、タオルでふき、風を当ててよく乾燥させます。
漢方でいう瓜呂根(かろこん)でつくられた、天花粉があれば、それで患部をはたいておきます。
以上が「水虫」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
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イライラする~これには牡蠣が効く!
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今回は「イライラするときは牡蠣が効く」のご案内です。
神経症の一つといわれるヒステリーは、イライラしやすい人に多く見られる症状です。
ヒステリーを起こすと、耳が聞こえにくくなったり、手足のしびれや喉がつまり食欲がなくなる、などの症状を伴うこともあります。
この症状がひどくなると、一時的に意識がなくなったり、記憶喪失におちいることもある、といわれています。
この場合、神経科の治療が必要かも知れませんが、それほどひどくなく、考えごとや心配ごとがありすぎて疲れた、といった場合に、イライラすることは、だれにでも経験があると思います。
しかし、なかなかイライラが治まらないときは、食物療法や民間療法を用いられてはいかがでしょう。
殻も身も薬になる
かき(牡蠣)
昔から、かきは海のミルクといういわれるほど栄養価が高く、精神が不安定な場合などによく効くといわれています。
かきのうま味のもとはグルタミン酸で、良質なたんぱく質のほか、鉄分、銅、ヨードなどのミネラル分も豊富に含まれています。
また、かきにはグリコーゲンも多く含まれ、肝臓の働きをよくしてくれます。
漢方ではかきの殻は牡蠣(ぼれい)と言い、精神の不安定やヒステリー、不眠などの症状によく効くといわれています。
かき殻の粉末を飲む
かき殻の黒焼きの粉末は、漢方専門薬局で牡蠣(ぼれい)の名で売られています。
かき殻が手に入れば、それを黒焼きにして粉末にします。
一日3回、空腹時に、かき殻の粉末2~3gを白湯で服用します。
精神不安定やヒステリー、不眠などの症状によく効くといわれています。
のぼせのある人は生かきを
のぼせやイライラの症状には、これらを抑える作用があります。
生かきは、ショウガや酢と一緒に食べれば、中毒の予防にもなり、おいしくいただけます。
かきが出回っている時期は、生で食べるのが一番です。
ただし、生かきは体を冷やす働きが強いので、冷え性の人は生で食べるのはできるだけ控えましょう。
以上が「イライラするときは牡蠣が効く」についてでした。
少しでも参考になれば幸いです。
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夏バテ~キュウリが効く!
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今回は「キュウリの利用法」のご案内です。
夏の暑い日が続くと食欲不振になったりします。
また、暑くて寝苦しいときは、睡眠不足におちいることもあります。
その結果、体重が減少して疲労感や倦怠感が増すことになります。
これらの症状を夏バテといわれているようです。
しかし、夏バテの状態にも個人差があって、体力のない人ほど消耗しがちです。
体力に自信がある人でも、血圧が高めの人や汗をかきやすいタイプの人には、暑さに弱い人が少なくありません。
また、食欲がでないときには、冷たくてあっさりしたものばかり欲しくなります。
これではますます、夏ばてはひどくなってしまいます。
食事療法や民間療法で、夏ばてを解消することも一つの解決法ですね。
葉も実も薬になる
キュウリ
ウリ科に属する野菜の多くは、からだの熱や湿けをとる効果があるといわれています。
夏が旬の、キュウリ、スイカ、トウガンなどがその代表です。
これらの野菜は、口当たりがよくさっぱりして、味にクセがないので、子供からお年寄りまで、好き嫌いなく食べられ、夏にぴったりの食品といえます。
夏ばてがひどい時は葉を使う
疲労感や倦怠感がひどくて、何もする気が起こらないときには、足の裏にキュウリの葉をよくもんだものをはりつけると、疲労感や倦怠感などがやわらいできます。
暑くて寝つきの悪い時に
足の裏がほてって暑くて眠れないときには、足の裏をキュウリの切り口でこすると、ほてりがとれて、気持ちよく眠ることができます。
体がだるくむくみっぽいときには煎じて
熱を加えたキュウリは、熱を加えないキュウリにくらべて、利水作用が強くなるといわれています。
煎じ方は、水600mlに熱して皮をむいたキュウリ30gを入れて、弱火で1/2量になるまで煎じます。
これを一日分3回に分けて空腹時に飲みます。
倦怠感が強く食欲不振の人や、体がだるくむくみっぽい人にも効果があります。
以上が「キュウリの利用法」についてでした。
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老化によるスタミナ不足!~これが効く!
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今回は「老化によるスタミナ不足にはエビ、漢方生薬を」のご案内です。
スタミナ不足には、若くてスタミナがない場合と、中年になり年とともに、スタミナが劣ってくることも考えられます。
まだ若いうちのスタミナ不足は、バランスのとれた食事や適度の運動、充分な睡眠をとることによって、スタミナ不足は解消されるでしょう。
しかし、中年以降になると成人病の影響も考えられますので、体に異常がないかどうか、定期的に健康診断を受けることも大切ではないでしょうか。
異常がないのなら、年齢による現象と割り切ることも必要です。
そのうえで、食事内容、運動、休息などの日常生活を見直しされてはいかがでしょう。
漢方では、スタミナ不足は年齢に関係なく、腎虚(腎の機能低下)と考えられています。
スタミナ不足だと感じたら、腎を補う作用がある薬草や食物で、体内からスタミナを補ってみましょう。
老化によるスタミナ不足に
エビ
精力減退の人にはお酒と一緒に
お酒と一緒にエビを食べると効くといわれています。
中国では、生きているエビを老酒でしめて食べます。
車海老
腰がだるいときにはお粥にして
生エビと豚の脂を混ぜて、すりつぶしだんごにします。
このだんごを入れて炊いたお粥は、足腰を強くする作用や強壮作用があるといわれています。
強精作用がある
イカリソウ、アマドコロなど
イカリソウは、漢方生薬名で淫羊かく(いんようかく)と呼ばれ、萎(い)ずいと呼ばれるアマドコロといずれも、強精作用があるとされており、スタミナに自信のない人や滋養強壮に使用されています。
イカリソウは夏に、アマドコロは秋に採取し日陰で乾燥させます。
どちらも水600mlに10gを入れて、1/2量になるまで煎じます。
この煎じ汁を一日分3回に分けて飲用します。
以上が「老化によるスタミナ不足にはエビ、漢方生薬を」についてでした。
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声がかれる!~このように対処する!
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今回は「声がかれる」のご案内です。
声がれは、かぜや、大声を発したことが原因で、よくあらわれる症状ですが、カラオケによる声がれも多いといわれています。
しかし、原因がわからず3週間以上、声がれが続く場合は、のどの腫瘍やポリープなどの病気も考えられます。
長く続く場合は、耳鼻咽喉科の診察を受けましょう。
かぜをひいたときの声がれに
アンズの種
漢方ではアンズの種を、生薬名を杏仁(きょうにん)といって、喉の痛みや乾燥を鎮める処方として用いられます。
声がれの症状にも杏仁を使います。
また、アンズの実には、痰を切って、せきを鎮める働きがあるといわれています。
薬効の強いのは、種の部分で、さまざまな薬に配合され利用されています。
アンズの実
煎じて飲む
かぜが原因の声がれには、
水600mlに杏仁(アンズの種)5gを入れて、1/2量になるまで煎じます。
これを一日分3回に分けて空腹時に飲みます。
しつこい声がれには
水600mlにそれぞれ乾燥させた、アンズの種5g、甘草2g、干したミカンの皮2g、麻黄3gを加えて、1/2量になるまで煎じます。
これを一日分3回に分けて空腹時に飲みます。
のどがはれたとき、痛いときに
カブ
カブには、せきを鎮め、喉のかわきを抑える作用があります。
そのほかにも、消炎作用や解毒作用もあり、炎症や声がれを治す効果が期待できます。
おろし汁を飲む
のどの痛みがあるときは、おろしがねでカブ1個をすりおろし、その汁を1,2時間おきに飲みます。
声を出しすぎたときの声がれに
カンゾウ(甘草)
カンゾウは、声がれのほかにも、さまざまな痛みによく効くといわれており、ただれや切り傷などにも効果があります。
ただし、日本に自生しているヤブカンゾウや野カンゾウは、生薬のカンゾウといわれるものと品種が異なるので、生薬として用いる場合には、漢方専門薬局で市販されている、カンゾウ(甘草)を使いましょう。
煎じて飲む
声を出しすぎたときの声がれには、水400mlに甘草6gを入れて、1/2量になるまで煎じます。
この煎じ汁のこしたものを、一口ずつ、口をすすぐようにゆっくり飲み込みます。
30分ごとに飲用するとよいでしょう。
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食あたり!~吐かせることが第一!
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今回は「食あたり」のご案内です。
食あたりは食中毒ともいわれ、その多くは細菌に汚染された食品を食べたために起こるものです。
そのほかにも、毒キノコなどの有毒植物やフグの毒といった、食材が原因のものや有害化学物質によって起こるものもあります。
主な症状としては、腹痛、下痢、吐きけ、嘔吐、発熱などです。
同じ食品を食べた人に、同じような症状があらわれた場合は食あたりの可能性があります。
食あたりが起こったら
なるべく早く吐かせて、胃のなかを空にします。
食後10時間以上たっている場合は、吐かせてもむだなので病院へ。
また、フグ中毒の場合にもすぐ吐かせて、一刻も早く病院へ行きましょう。
医師の診察を受けるときには、食べ残したものや吐いたものがあれば、ビニール袋などに入れて持参します。
吐き下し(嘔吐下痢症)によく効く
ウメ
食があたって吐き下しをするときには、ウメ干しが効きます。
ウメには強い抗菌力があるので、食あたりには最適の食品なのです。
梅干しを煎じる
水600mlに梅干し1個を入れて、1/2量になるまで煎じます。
この煎じた汁を飲むと吐き下しの症状によく効きます。
食あたりの予防になる
ショウガ
ショウガには、優れた殺菌力があるので、食あたりを予防してくれる効果があります。
絞り汁を飲む
食あたりを予防したいときや食欲がないときには、ショウガの絞り汁をさかずき1杯飲むと効果があります。
ショウガと半夏(はんげ)を煎じる
吐きけが止まらない場合は、水600mlにショウガ5gと半夏5gを入れて、1/2量になるまで煎じます。
これを一日分3回に分けて飲むとよく効きます。
※半夏は漢方専門薬局で売られています。
(漢方生薬の半夏:サトイモ科のカラスビシャクの塊茎を乾燥したもの)
以上が「食あたり」についてでした。
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