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むし歯!~これが一番大切。一に予防、二に早期治療!

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ご覧いただきありがとうございます。

今回は「むし歯」のご案内です。

1984年の統計では、12才で、一人平均4.8本のむし歯があったものが、2016年の統計によると、同じ12才で、平均0.8本と32年間で4本も減少しています。

このように子供のむし歯は、年々減少傾向にあるといわれています。

しかし、成人では9割以上にむし歯があり、しかも40歳以上では以前よりも、むし歯の数が増加しているとのことです。

むし歯を放置しておくと、全身の病気の原因になることもあるので、早く治療をしましょう。

 

 

原因・症状

むし歯になりやす部分は、隣接している歯間の面、奥歯の咬合面にある溝の部分、歯頸の歯肉に近い部分です。

初期症状としては、表面がややざらついた斑点があらわれます。

次に色が褐色や黒色と変わってきます。

これはエナメル質齲蝕(うしょく)の状態で、幅は細く深く進みますが、まだ痛みは感じません。

齲蝕が進み象牙質まで及ぶと、むし歯の穴も大きくなって歯髄に刺激が伝わり、冷たいものや甘いものがしみるようになります。

さらに進んでくると、象牙質が大きく深くおかされ、これに冷、温、甘、酸などによる刺激が加わると、痛みを敏感に感じるようになります。

これらの進み具合は、永久歯より乳歯のほうが質が悪いため、虫歯の進み方は速いといわれています。

また乳歯には、環状齲蝕と悪性齲蝕が知られており、環状齲蝕とは、歯の周囲がすべておかされた状態で、悪性齲蝕とは、乳歯全部がむし歯になってしまう場合です。

 

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治療

なによりも大切なのは早期治療です。

痛みを感じない場合は、1~2回の通院治療で治りますが、歯髄炎になってしまうと、通院や治療もそれだけ長引きます。

むし歯の穴の奥にある着色、軟化した歯質は、細菌に感染しているので、殺菌消毒され取り除かれます。

最後にむし歯の穴をつめたり、金属冠をかぶせたりします。

むし歯から腎炎やリウマチなどの、病気になることもあるといわれています。

また、乳歯は生え変わるからといって軽視せず、発育に大きく影響しますので、しっかり治療をしてあげましょう。

 

予防

ケーキや甘いジュース類などなるべく控えます。

また、チョコレート、チューインガム、キャンデーなど口の中に長く含むものが、最もむし歯になりやすいといわれています。

子供には特に注意が必要です。

むし歯の予防には、しっかり歯みがきを行って、口内を常に清潔に保つことです。

食後は必ず歯みがきやうがいを、就寝まえにも歯みがきをします。

これが習慣になれば、むし歯予防の成果もあがるはずです。

なお、離乳期の乳児に、哺乳びんで乳酸飲料を与えているうちに、乳児が寝てしまった場合は、口の中に甘味が残って、むし歯になりやすくなるので注意しましょう。

一に予防、二に早期治療。これが一番大切ですね。

 

以上が「むし歯」についてでした。

少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。