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サンザシの効能とは!?知られざるサンザシをご紹介!!

サンザシ」という言葉はあまり聞き慣れませんが、下記の様に色々な効能があります。

中国では、薬として利用されており、消化促進作用、食あたり整腸健胃などに効果があります。

日本では肉や魚を煮込む時に、サンザシの実を入れると柔らかくなるので、肉などの煮込み料理に使用されます。

昔から行われている民間療法では、肉や魚を食べ過ぎた時にサンザシの実を食べると胃腸の働きが活発になり消化作用を助けます。

胃腸が弱く、太れない方に有効な漢方生薬です。

 

 

サンザシ

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サンザシとは

原産地は中国であり、バラ科の落葉性低木でオオサンザシの成熟した果実です。

果実を薬用とするために輸入されました。

枝にはとげがあり、枝を分けています。

葉は長さ26cmの倒卵形で互生し、不規則なきょ歯があり、先方が浅く3裂し、托葉は半卵形である。

初夏の頃に散房形で白色の小花が枝先に数花咲きます。

花は5枚で径1.5cmで4月~5月頃に咲き、花弁は丸く、葯が赤い雄しべが20本あります。

果実は径2cmで倒卵形あるいは球形であり、赤色や黄色に熟し大きい宿存がくが反曲し、へた部に付きます。

食用にはなりませんが果肉の粉末は漢方薬に使用されます。

 

オオミサンザシは食用あるいは薬用にされ、中国の北部に野生し、葉は5~9深裂し羽状であり、長さ6~10cmの卵形で広く、花は径が1.8cmです。

果樹として栽培されるものは、紅果、山裡紅などとも呼ばれ、径2.5cmの大きな果

実があり、ヨーロッパからアフリカ北部に自生しています。

イギリスでメ―フラワーと呼ばれるセイヨウサンザシは、高さ5m以上になる小高木であり、枝は2.5cmにもなる太いとげがあり、葉は長さ2~5cmで浅く3~5裂し、倒卵形あるいは広卵形です。

5月に白色の径1.5cmの5弁花が咲きます。

果実は長さ1~1.5cmの広楕円形あるいはやや球形であり、赤色あるいは黄色に成熟します。

八重咲など園芸の品種がたくさんあります。

 

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効能

実には消化を促す働きがあります。

 

効能1

整腸健胃

 

利用法1

水600mlに5~8gの実を入れ、3分の2の量になるまで煎じ、1日3回に分け空腹時に飲用する。

 

効能2

食中毒二日酔い

 

利用法2

水400mlに8gの実を入れ、3分の2の量になるまで煎じ、1回で飲用する。

 

効能3

胃腸が弱い

 

利用法3

実200gに、50gのグラニュー糖と1.8Lのホワイトリカーを注ぎ、サンザシ酒を作る。

これを、さかずき1~2杯飲用すると、胃腸の働きが活発になる。

 

効能4

食欲不振の低酸症慢性胃炎

 

利用法4

生のサンザシの果実は2~3個そのまま食べる。

乾燥したサンザシは1回に2~4gそのまま食べる。

 

水600mlに乾燥したサンザシの実10gを入れ半分の量になるまで煎じ、1日3回に分けて煎じた汁と中身を食べても効果的。

 

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その他の効能

強心降圧活血など

 

その他の利用法

酢の物、茶、ドリンク、スープ、菓子など

 

採集

実が赤く成熟してきたらとる。

 

保存法

日干しにして乾燥させる。

 

以上がサンザシについてでした。

上記の様に多くの効能があります。

これらの症状に当てはまる際には、ぜひ活用したいですね。