貧血に!~積極的にとりたい食べもの!
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今回は「貧血には」のご案内です。
貧血は、血液中の赤血球や、酸素を運ぶ働きのある血色素の数が減少して、血液が薄くなるために起こるといわています。
赤血球や血色素は、肺にたまった炭酸ガスを、酸素に取りかえてくれる大切な働きがあります。
貧血になると、酸素を運ぶ働きが弱くなり、全身の組織が酸素不足に陥るので、さまざまな症状が起こるとされています。
症状は、めまい、立ちくらみがしたり、階段やちょっとした坂道を上るにも息が切れたりします。
そのほかにも、からだが疲れやすい、だるい、頭痛、めまい、動悸、息切れがするなどです。
貧血の病型には、鉄欠乏性貧血、再生不良性貧血、溶血性貧血、悪性貧血、二次性貧血(続発性貧血)
などといろいろありますが、ここでは鉄欠乏症貧血の療法をご紹介します。
ナツメと煎じて汁を飲む
キクラゲ
キクラゲは、クワの木やニワトコの木に生えているきのこで、食用にしているのはアジアだけ、といわれていましたが、現在ではどうか分かりません。
また、中国では、高血圧症、動脈硬化、痔、貧血、血液の浄化などに効くとされ、よく使われています。
ナツメ(大棗タイソウ)と合わせて煎じる
水600mlに、乾燥させた黒キクラゲ20~30g、大棗20個ほどを入れ、1/2量になるまで煎じます。
これを一日分3回に分けて、空腹時に飲んでいると、貧血が改善されます。
キクラゲ
鉄分豊富な野菜
ホウレンソウ
ホウレンソウは、ビタミンA、B、Cのほか、鉄分、繊維素を多量に含有んでいるので、鉄欠乏症貧血には、よい野菜といわれています。
また、西洋や東洋でも、ホウレンソウは栄養豊富な野菜とされています。
鉄欠乏症貧血に必要とされる鉄分は、100g中、3.7mgも含んでいます。
ただし、食後に紅茶やコーヒーを飲むと、鉄分の吸収が悪くなる、といわれているので気をつけたいですね。
毎日の料理に
ホウレンソウをレバーと一緒に炒めたり、ゴマ油で炒めたりなど、調理を工夫します。
中国の料理に、菠菜猪肝湯(ボウツアイジュウガンタン)というスープ料理があります。
この料理は、貧血によく効くといわれる、ホウレンソウと豚のレバーを入れたスープです。
豚のレバーは、100g中に、13mgも鉄分を含んでいるので、鉄欠乏症貧血の人には、ぜひ食べていただきたい食品の一つです。
鉄分や銅が多く含まれている
コンブ
コンブは、昔から日本の特産物とされ、中国に輸出されてたようです。
コンブなどの海草類には、血色素をつくるのに必要とされる、鉄や銅が多く含まれています。
100g中に含まれる鉄分の量は、多いものから、ヒジキ55mg、青のり32mg、コンブ14mg、ワカメ13mgとなっています。
貧血ぎみの人は、貧血に有効とされる海草類を、積極的にとりたいですね。
ほかにも、レバー、ゴマ、プルーン、薄皮つきピーナッツ、ニンジンなども効果があるといわれています。
以上です。
少しでもお役にたてれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。